随分変わったデコラティブなディスプレイ。見ての通り、大文字イタリックのスワッシュオルタネートのみ、というような書体である。各字スワッシュには数種あるようで、中には別の字とスワッシュで繋がっていたりする。ゴージャス感はあるが見出しでもなかなか厳しい書体で、ロゴぐらいにしか使えなそうだが、ロゴにしても採用されるかどうかはまた微妙である(笑)。ただし筆者は大変好みで、いつかどっかのクライアントにゴリ押ししたい。1ウェイト。本年はここまでよいお年を~。
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ネオンサインを模したディスプレイ。画像のように色を付けるには文字のアウトラインを取って別々に選択し…と思われるだろうが、こちらはカラーフォントで、Adobe Illustrator などのSVGフォントに対応したアプリなら最初からこの色が付いた状態で出てくるようになっている。大文字のみで小文字のグリフにも大文字がそのまま割り当てられているが、恐らくは色の付き方が違う。作例では2種の N が使用されているが、使い分けられているのだろう。色のついていない通常のタイプもあるので、気に入らねば自分で色付けも可。1ウェイト。
クリスマシー(そんな言葉ある?)なモダンスクリプト。基本はまあよくあるモダンスクリプトで、文字の大小の差が小さくベースラインも揃い気味なおとなしいタイプ。そのスワッシュオルタネートに、小さなヒイラギの葉が付いている。スワッシュは小さく短めで、各字右か左に伸びている。ちなみに mistletoe とはヤドリギの事なので、なぜヒイラギ(holly)が付いてるのかは不明(笑)。名前の意味は「ヤドリギの下」。そこでキスを迫られたら断ってはいけないというルールがあるそうな…。メリークリスマス。
かわいらしい雪の結晶風オーナメント。6角形をベースに、雪の結晶そのものではなく、あくまでもそれ風にデザインされたオーナメントである(一部6角形ではない)。幾何学的ではあるが手書きでデザインされていて雰囲気は柔らかい。62種。以上(笑)。
クラシカルなブラックレター。そもそもブラックレター自体クラシカルなんだけど(笑)、こちらは中でも古いスタイルで、大文字がロンバルディック・キャピタルになっている。なんでこれが古いかというと、手書きのブラックレターにはそもそも大文字がなく、近代にフォントになった際に小文字と同じスタイルで大文字がデザインされた、という経緯があるので、大文字がないのが当たり前。そういう意味でこの書体はクラシカルなのである。グリフは結構手書き感が残っている。あとクリスマスにふさわしいアイコン類もあり。
ファンシーなホリデーディスプレイ。手書きのモノラインキャピタルにクリスマスシーズンにちなんだイラストが付いた、というより文字そのものがイラスト化しているようなかわいらしいディスプレイである。見ての通り、短文ならさほどゴチャゴチャせず割といい感じに仕上がるようである。飾りがまったくない普通の文字もあるので、くどいようならそれを使ってバランスを取ることも可能。1ウェイト。
フェミニンなフレアセリフディスプレイ。限界近くまで?大きく取られたカウンターに伸びやかなシルエットで、全体的にゆったりしている。A や H のバーがアーチ状になっているのが特徴的。リガチャーは大文字だけじゃなく小文字にも多数用意されていて、バリエーション豊かな文字組みが可能。やっぱり女性向けのプロダクトやサービスなどにマッチしますかね。名前はフランス語で「マイダーリン」的な意味。1ウェイト。
ウェイトの付き方がとても変わっているディスプレイ。見ての通り一部のストロークが細いモノラインになっていて、おもしろいシルエットになった書体である。名前もフランス語で、全体的にちょっとフレンチレトロ風味がある気がする。モノライン部分はかなり細いので、大きく使う方がいいだろう。サンプルは大文字のみだがちゃんと小文字もあるのでご心配なく。セリフの付いた Display と、サンセリフの Aussi の2種がそれぞれ1ウェイトのみ。ただいま50%オフセール中。
最近流行りの変形ローマンディスプレイ。ライトウェイトのスタイリッシュな書体で、見ての通りあちこち変形しているが、他の同タイプに比べて変形具合はおとなしめ。リガチャーは結構あるが、スワッシュオルタネートは5つのみ。大文字はなくスモールキャップスで、こっちはさほど変形しておらずスタンダードに近い。クセが強すぎると思ったら、こちらを使って調整するといいだろう。1ウェイト。
繊細で現代的なカッパープレート。基本的にはトラディショナルなスタイルだが、グリフは現代的で古臭さがなく明るくて美しい。ストロークは軽く全体的にゆったりしていてフェミニンな雰囲気がある。結婚式ほかクリスマスなどにもいいのでは。1ウェイト。