レトロ要素が強いジオメトリックサンセリフディスプレイ。作者は’80年代にアタリ(アメリカのゲーム機)にハマったゲーマーだったそうで、往時の雰囲気を持った書体である。かわいらしいグリフをベースに、右が欠けた T、右や左に極端に傾いた A や W など面白いオルタネートがあって、ユニークな文字組が楽しめるようになっている。普通にポップなロゴとして使えそう。普通のソリッドなタイプと、アウトラインがややガタついて角が丸くなった Rough の2種があり、それぞれに2ウェイトずつ。
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ちょっとブラックレター風味のあるヴィンテージ感あふれるディスプレイ。ややコンデンス気味でコントラスト強めのデコラティブな書体で、全体的にゴシックというかブラックレターというか、その辺の雰囲気がある。作者はインドネシア人らしいので、その辺の装飾を含んでいるのだろうが、なんとなくドイツビールとかに似合いそうなのも不思議でおもしろい。オルタネートはナシ。1ウェイト。
なんつって分類していいかよく分からないヴィンテージ風味のあるディスプレイ。アール・ヌーヴォーまたはヴィクトリア朝風味のあるデコラティブなイタリックをベースに、ハデハデなスワッシュやリガチャーが多数用意された書体で、レタリングスクリプトの風味もあるせいか、レトロというかヴィンテージ感と、どことなく暑苦しくてアメリカンサマーな感じもあるかなという印象。6ウェイトあるが、ウェイト差はかなり微妙で、ほぼ誤差である(笑)。白抜きにしたりサイズが小さくなったりする時に微調整で使うようになっていると思う。名前の entangled は「もつれる・絡まる」といった意味。
アール・デコ調のレトロなサンセリフディスプレイ。バウハウスとアール・デコ風味をかけ合わせたとあり、Avant Garde の文言もあることから、そっちへのオマージュもあるだろう。ジオメトリックをベースに変わったプロポーションで構成されており、これまた変わったリガチャーも用意され、おもしろい文字組みが楽しめるようになっている。小文字はなくスモールキャップス。2ウェイト。3,000円ちょいとお安め。
ヴィンテージテイストのディスプレイデュオ。モノラインの柔らかカジュアルなスクリプトと大文字のみのサンセリフのデュオで、どちらもやや太めのストロークで端が丸くなっている。サンセリフの方は、ストロークがクロスするところがボタッとしたインク溜まりのように処理されていて、カジュアルさが強調されている。木のアイコンやフローリッシュオーナメントが付いており、組み合わせて作例のようなロゴが作成可能になっている。スクリプト3ウェイト、サンセリフ2ウェイト。
太めのアメリカンレトロなセリフドゴシックディスプレイ。昔 Mac に付属していた Friz Quadrata に似た書体で、太めでややコントラストのあるストロークに、大きめのウェッジ型セリフが付いている。ちょっと分類に困るが、「セリフの付いたサンセリフ」ぐらいの感じだろう(どういうこと?)。ボウルなどのカーブしている部分が鋭く処理されており、それがまたレトロな雰囲気を醸し出している。ファミリー展開してるとおもしろいかなと思うが、残念ながら1ウェイトのみ。ただいま40%オフセール中。
本日『ヨーグルトの日』らしい。ヨーグルトといえばブルガリア(笑)、というワケでこちら。個性的なリガチャーが特徴的なソフトセリフディスプレイ。全体的に太めのグリフにボタッとしたセリフが付いた書体をベースに、見ての通りおもしろいリガチャーが多数ある。普通はストロークの一部が繋がったり共有したりしているのだが、こんな風にストロークが2文字を貫いてるのはなかなか珍しい。ぬちょっとした雰囲気がミルキーかなという感じ。1ウェイトのみ。
本日は『黒板の日』だそうなのでこちら。レトロポップなかわいらしいディスプレイ。カフェやビストロなどによくあるチョークボードのレタリングでよく見るような書体で、図太いフレアセリフに小さなスワッシュが付いたオルタネートがある。フィルには見ての通りチョークのようにかすれた Chalk と、ソリッドな Clean の2種がある。ウェイトバリエーションがあってもよかったが、まあ別の書体を組み合わせる方がよりそれっぽくなるかな。1ウェイトのみ。
レトロでエレガントなスクリプト。このテの20世紀初頭に現れた、いわゆる活字体と手書きの中間のようなスクリプトの呼び名をずっと考えあぐねているけども、まあそんな事はさておき。各字はリレーションがとれておらず繋がっていないが、雰囲気はスクリプトそのものなのでそれと分類して問題ないだろう。細身のややコントラストのあるストロークで優雅なグリフをしており、とてもレトロでエレガント。スイーツや紅茶、ワインなどのパッケージで大活躍するだろう。ウェディング関連にもフィットすると思う。惜しむらくは古い書体なのでオルタネートがないところか。名前はロンドンにある高級ホテルの The Savoy と似てるけど、多分関係ない(あやかってる?)。1ウェイトのみ。
1789年の本日、ジョージ・ワシントン George Washington がアメリカ初代大統領に就任したらしいのでこちら。かわいらしいアール・デコ風味のあるサンセリフディスプレイ。基本的にジオメトリックで、グリフはユニークに変形していておもしろい。xハイトは小さいので、割と印象はエレガントである。古い書体なのでグリフにオルタネートがないのがちょっと残念で、最近のこの手の書体であればたくさんあっただろうなと思う。5ウェイト。