本日はアイルランドの祭り・聖パトリックの日 St. Patrick’s Day なのでこちら。インシュラー Insular 風味のあるケルティックなディスプレイ。d や g など見慣れてないと読みづらい字形が一部あるが、基本的にはスッキリしていて読みやすく、キレイによくまとまった書体と言えるだろう。パブやビールなどのデザインにどうぞ。どうしてもアイリッシュな雰囲気が出てしまうけども。名前のロズブロークとは、9世紀頃のヴァイキングの伝説的な英雄の事らしい(実在したかどうかは不明)。1ウェイト。
Archive: March 2021
ローマンとスクリプトのデュオ。ローマンの方は硬い印象の細めのクラシカルなタイプで、なるほどどことなくアメリカンな雰囲気が漂っている。こちらは大文字のみ。スクリプトはラフなモノラインのタイプ。ベースラインは程よく揃い、字形もそれほど崩れておらず読みやすい。小文字には横に伸びる短いスワッシュオルタネートがある。リガチャーも少々。f や s、t などにはグリフそのものが違うオルタネートもあり。スクリプトは2ウェイト。
本日『オリーブの日』だそうなのでこちら。ぼったりしてぬっちょりした(笑)ディスプレイ。図太くてかわいらしいグリフをベースに、クリーム感たっぷりの短いスワッシュオルタネートが付いている。全体的にレトロな雰囲気が漂っており、またなんか美味しそうなので、食品パッケージなどに似合いそうである。1ウェイト。
本日『財布(312)の日』らしいのでこちら。ブラッシュタイプのシグネチャースクリプト。やや太め、コントラスト弱め、アップライト、ややバウンシー、大文字小文字の差は小さめ、という特徴の書体で、ストロークはそんなに勢いはなくちょい緩めでゆったりしている。雰囲気的にはややガーリーかなという感じである。1ウェイト。
スタンダードなオールドスタイルローマン。元はスウェーデンの Verbum というファウンダリーがコペンハーゲンにあった Berling というファウンダリーのために1951年にデザインした同名の書体で、これを Bitstream が Revival 565 という名前で販売し、それに ParaType がキリル文字を付け足したのが本作、という事らしい(くそややこしい)。元の Berling という書体は Linotype でデジタル化されており、のちに Berling Nova としてリファインされている。
本日は3.11。復興(revival)の意味を込めて。
本日は結構な数のなんとかの日が制定されてるが、その内のひとつ『砂糖の日』を取り上げてこちら。かわいらしいカジュアルなハンドライテン。かなり自由に変形したモノラインのスラブセリフで、伸びやかなストロークが特徴的。この書体に似合う簡単なイラストアイコンが付属してるが、ほぼクリスマス仕様である。なんか季節外れな書体でごめん(笑)。
本日はバービー Barbie 人形の誕生日らしい(1959)。なので名前が似てるこの書体を紹介。かなりガーリーでファンシーなモダンスクリプト。アップライトでコントラスト強めでバウンシーと、結構暴れてる書体である。スワッシュオルタネートがあり、その先には小さなハートが付いている。また、スワッシュが字の下に伸びてリボンの形になったものが全小文字にある。変わってるのが大文字に帯が付いた Monogram というのがあり、イメージのように大きく使って中に文字を打つようになっている。1ウェイト。
本日『みつばちの日』らしいのでこちら。ゆるゆるのかわいらしいモダンスクリプト。アップライトでコントラストは強いが、ベースラインはさほどバウンドしていない。イメージにはハチがぷい~んと飛んでるが、実はこれもオーナメントではなくスワッシュとしてグリフに入っている。リレーションがない大文字だけのセットも付属。1ウェイト。
変わったグリフのジオメトリックサンセリフディスプレイ。その特徴を端的に表したサンプル画像があったのでそれを選んだが、見ての通りスタンダードなものから、かなり変わったグリフまでバリエーションが揃っている。作者がブルガリアのショーウィンドウで見た В をひっくり返して g ができた(Default の g)ところからデザインが始まったそうな。というわけでキリル文字もサポートされている。イタリックはないが10ウェイトと結構多め。ほかバリアブルタイプも用意されている。ただいま60%オフセール中。
字幅にどえらい差があるサンセリフディスプレイ。大文字のみで、字幅に2種類あり、大文字のグリフには通常サイズ、小文字のグリフには倍ぐらいの横幅のものが収められている。昔懐かしいワープロの横倍角みたいなヤツである(おっさんです)。ただ元々のデザインのせいだろうか、ランダムに組み合わせて組むと結構クールでカッコいい。ストリート系ファッションや音楽に似合いそうな書体である。名前のグレンデールは、ロサンゼルス郊外の地名だそうな。3ウェイト。