本日は13日の金曜日という事でこちら。ストロークがチェーンになったディスプレイ。まあただそれだけなんだが、見ての通り小さく使うとほとんどなんだか分からないというなんとも残念な書体である。使う時はチェーンソーの刃がちゃんと分かるように大きく使っていただきたい。あといま調べて判明した事だが、ジェイソンはチェーンソーを使ったことは一度もないそうだ(笑)。なんか別の映画とごっちゃになって覚えられてしまってるらしい。知らなかった…。あと本来のスペルは chainsaw なのでお間違えなく。
Archive: June 2025
アール・デコ風味がありながらレトロ感はなくモダンなサンセリフディスプレイ。見ての通りかなり字幅の狭いコンデンスな書体で、いわゆるトラック型の楕円形をベースにした幾何学的なアール・デコ調ではあるが、なぜか雰囲気はとてもモダン。クールでありながらかわいらしくもあり、色々なテイストを併せ持っている。ウェイトバリエーションも多いが、字幅の細さのためかそれほど大きな違いはない。オブリークタイプのイタリックもあって7ウェイト。
本日『傘の日』だそうなのでこちら。一昨日も紹介してしまった(笑)モダンカリグラフィースクリプト。まぁあんまり違いはない(暴言)。こちらの方がより力の抜けた感じがするかなぁというぐらい。全国的には梅雨に突入したようだが、沖縄はなんと通年より2週間以上も前倒しで梅雨明けしたっぽい。記録的な短さだったようだ。まだセミは鳴いてないが、夏は始まってしまった。あーあ。1ウェイト。
本日は『時の記念日』だそうなのでこちら。シックでクラシカルなディスプレイローマン。やや固い印象のかっちり目の骨格で、インラインが施されたストロークにイオニア式のような丸い飾りの付いたセリフが付いている。字によってはちょっとデコラティブ。全体的な雰囲気はクラシカルだが骨格のせいかそこまで古い感じはしない。大文字のみで小文字はないが、キリル文字がサポートされている。名前はひょっとしたら「ティムスキー」と読むかもしれない(笑)。1ウェイト。
典型的なモダンカリグラフィースクリプト。これといった特徴はないが(笑)最近は流行も落ち着いたようであまり新作は出ていないので、久しぶりにこのタイプを紹介してみた。大文字にはオルタネートはないが、小文字には小さなスワッシュとビギニング/エンディングストロークの付いたオルタネートがあるので、多少のバリエーションは作れる。ま、安いので気軽に使えるかな。1ウェイトのみ。
ロゴ制作に特化したようなジオメトリックサンセリフ。シンプルでクリーンな太めのサンセリフディスプレイだが、小文字にかなりの量のリガチャーを用意しており、2文字と3文字のリガチャーがなんと2000種以上もあるというちょっと何やってるか分からない(笑)書体である。元は iBrand というのが別にあり、これを拡張したものらしい。一応大文字はあるが、まあ小文字で遊んだ方が楽しかろう。この書体を用いてロゴを作ろうとして、もし欲しいリガチャーが見つからなければ改名してください(笑)。1ウェイトのみ。
クラシカルで品の良いサンセリフ(?)。碑文風味のあるクラシカルな骨格のグリフで、ほぼほぼモノラインのストロークにほんの僅かなセリフ…のようなものが付いている。フレアセリフと言った方が良いかも。アメリカの巨匠、Frederic Goudy が1921年に発表した書体をデジタル化したものだそうだ。デジタル化にあたりスモールキャップスを追加し、1つしかなかったウェイトも増やした。スモールキャップスのxハイトが結構小さめでこれまた品が良いので、大文字だけよりはそっちも含めて組んだ方がいいかもしんない。7ウェイト。
ヴィクトリア朝スタイルのデコラティブなディスプレイ。セリフがタスカン(魚尾型)の植物的なニュアンスがふんだんに施されたディスプレイで、往時の雰囲気満載のレトロな書体である。レイヤードになっており、インラインやシャドウスタイルのものを重ねて色分けすることでアレンジでき、かつオーナメント類も付属しているので、好きなだけデコる事が可能。小文字はなくスモールキャップス。1ウェイト。
ソフトでフレンドリーなスラブセリフ。コントラストが弱くxハイトやカウンターが大きくて大変視認性が良い。微妙にウェイトを太くした White というバージョンがあり、これは「暗い背景で白抜きにすると若干細く見える」現象を調整したもので、サインやディスプレイなど背景の色に応じで使い分けるとウェイトを揃えることができるようになっている。イタリックはほんの少しだけ傾いたオブリークタイプで、これもやはり書籍よりサイン用途を考慮してのものだろう。300種以上ものリガチャーを持っており、ブランディングなどにも使える。ノーマルと White それぞれに6ウェイトあって計24種。ただいま30%オフセール中。
本日は一般財団法人ルビ財団(なんじゃそりゃ)が定めた『ルビの日』らしい。その昔、英国では 5.5pt ほどの活字のサイズを ruby と呼んでおり、これが日本でルビに使ってる文字サイズに近かったためそう呼ばれるようになったとか。というワケでこちら。落ち着いた優しい雰囲気のクラッシーなフレアセリフ。やや太めのゆったりしたストロークで構成された書体で、大文字の大半にスワッシュオルタネートがある。この手の書体としてはややボタっとしており、少しお年を召した上品な御婦人、といった雰囲気である。1ウェイト。