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Archive: October 2025

The Spokill

The Spokill

はい本日ハロウィーンということでこちら。アウトラインガタガタ、グリフも不揃いのよくあるタイプのディスプレイローマン。ぐりぐりカールした不気味なスワッシュオルタネートとリガチャーがかなり豊富で、簡素なものが多いこの手の書体としてはなかなか使い勝手が良い。さらにはイラストアイコンが入ったフォントも別にあり、この点でも素晴らしいと思う。大文字だけかと思いきや小文字もあるのでご安心を。ただ当日に紹介してどうすんねんという気は自分でもする(笑)。皆さん楽しいハロウィーンを。

Category(s)
Design Date
2022
Designer(s)
Publisher

LDN Blackheath Sans

LDN Blackheath Sans

カリグラフィーテイストを持ったユニークなサンセリフディスプレイ。ストロークの中央部が絞れており、若干フレアセリフ気味になった手書きの跡が残るサンセリフで、見ての通りリガチャーが非常に豊富な文字組みが楽しくなってしまう書体である。元は作者が務めていたデザイン事務所の上司だった John Miles という人のレタリングから起こしたものだそうで、彼の死を悼んで制作した模様。名前のブラックヒースとはロンドン南東部の地名で、ここにそのデザイン事務所があったそうな。これは筆者は多分買うのでは…(笑)。大文字のみで小文字はスモールキャップス。1ウェイトのみ。

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Design Date
Designer(s)

Ribbonetta

Ribbonetta

レトロでチャーミングでエレガントなスクリプト。名前の通り細いリボンのようなストロークが特徴的なスクリプトで、20世紀中頃までに登場した活字タイプのスクリプトにこのようなものがあったが、それらは文字同士のコネクションが取られていなかった。この書体は普通のスクリプトのようにちゃんと繋がっている。全体的にややコンデンス気味で、xハイトが大きめなのも気取りすぎておらず可愛らしい。スワッシュオルタネートは豊富にある模様。年末のプレゼントシーズンにいかが。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2025
Designer(s)
Publisher

Glyphic Sans

Glyphic Sans

みんな大好きジオメトリックサンセリフ。幾何学的だからこそみんなほぼ同じになってしまうのにこんなに作られ続けるのはなぜだろう。まあそんな事はさておき。どうしても代表的な Futura と比べてしまうが、それと比べて大きめのxハイトとちゃんと曲がった j のフック、ベースラインより上から伸びてる長めの y のディセンダーなど、可読性を考慮したより自然なグリフを心がけている。スッキリして読みやすく汎用性の高い書体だろう。8ウェイト。ただいま60%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2025
Publisher

Minerai Serif

Minerai Serif

大きなセリフが特徴的なローマンディスプレイ。コントラスト弱めのややジオメトリック寄りなグリフに、大きなウェッジ型のセリフが付いた書体で、ストロークはほぼモノラインだが、ストローク同士がぶつかる所が若干テーパードになっている。作者が幼少期に故郷のポルトガルで見かけた書体が元となっているそうで、フランス語で「鉱石」の名の通り、石に刻んだような形のセリフを意識してデザインしたらしい。同じ骨格のサンセリフも別にあり。1ウェイトのみ。

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Design Date
Designer(s)
Publisher

Chat Noir

Chat Noir

筆で書いたようなニュアンスが残るアール・ヌーヴォー風味のディスプレイ。カリグラフィーの技術を用いて書かれたようななんとも不思議な書体で、骨格はほぼ垂直ではあるが、セリフなどのエレメントのせいで全体的に左に傾いて見えるのも面白い。アウトラインはぬたっとして粘り気を感じる。大文字のみの書体ではあるがオルタネートが結構あって、退屈せずに楽しめるだろう。名前はフランス語で黒猫の意。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2025
Designer(s)
Publisher

Kitsch

Kitsch

とにかくストロークがカクカクしている変わったオールドスタイルローマン。どうもカリグラフィーで使用する幅広のブロードニブを用いてデザインしたそうで、書体のロタンダ Rotunda やバスタルダ Bastarda を参考にしたとあるが、どの辺がそうなのかよく分からん(笑)。とにかくカーブのアウトラインが唐突にカクっと折れていてユニークだが、骨格は割とスタンダードなので、小さく使うと普通のオールドスタイルに見えたりもする。オプティカルになっており、本文用の Text と見出し用の Display があって、それぞれにイタリックもあって8ウェイト。なので長文も想定されて設計されている。グリフも豊富でギリシャ文字やキリル文字もサポート。

Category(s)
Design Date
2019
Publisher

Future Flow

Future Flow

繊細でスタイリッシュなモダンローマンディスプレイ。ヘアラインが非常に繊細なライトウェイトのモダンローマンをベースに、様々なスタイルのグリフがファミリーになったディスプレイ。普通の Regular の他、ストロークの端が切り落とされた Cut、ストロークの接続部が欠けた Stencil、ストロークそのものが大胆に欠けた Display、一部のストロークが二重になった Two Line、グリフ内に斜めのヘアラインが走る Line、開口部が閉じたりエレメントが二重になったりと大胆なアレンジが施された Futuristic の7種がある。Regular のみ小文字と Italic があり、他は大文字のみ。本日は映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズでドクを演じたクリストファー・ロイド Christopher Lloyd の誕生日(1938)なので Future な書体を紹介してみた。

Category(s)
Design Date
2023
Publisher

Kukulkan Sans

Kukulkan Sans

手書き感がありながらモダンなテイストもあるおもしろいサンセリフ。ヒューマニストとネオグロテスクのハイブリッドのようなサンセリフで、かつ柔らかいカーブを持ったスワッシュがオルタネートにあったり、特にイタリックにはストロークが切れていたりして手書きのニュアンスが強く出ている変わった書体である。ただクセが強いかというとそんな事はなく、割とスッキリしていて可読性がよく長文にも十分耐えうる。名前のククルカンとはマヤ文明の最高神のこと。9ウェイトある他バリアブルタイプもあり。

Category(s)
Design Date
2024
Designer(s)
Publisher

Hundrake

Hundrake

レトロアメリカンテイストのレタリングスクリプト。太めのブラッシュスクリプトを模したレタリングによるスクリプトで、ミッドセンチュリー感のあるボテっとした風合いが特徴。ちょっとしたスワッシュが付いたオルタネートが大量にあり、手書きとは逆の左向きのストロークが多いのがレタリングの面目躍如という所である。リガチャーもちょこちょこあり。異次元の活躍を見せるオオタニサンに敬意を評し、メジャーでもよく見るこのタイプのスクリプトを紹介してみた。

Category(s)
Design Date
2022
Designer(s)
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