本日はバッハの誕生…え? 3月21日だって? あ、まぁユリウス暦ではそうだが、現在のグレゴリオ暦では今日に当たるので大目に見てくれ。という事でバッハの名を持つ書体を紹介。よくある手書き風味のデュオ。ふにゃふにゃのブラッシュスクリプトとモダンローマン。ローマンの方は6ウェイトあってイタリックもある。くるっと回ったボールターミナルが特徴的。これらに似合う花のオーナメントが多数ある。この書体のどこら辺がバッハなのかは不明。ただいま30%オフセール中。
Category: Display
アール・デコ風味のある頭でっかちで可愛らしいサンセリフディスプレイ。基本的にはジオメトリックのサンセリフだが、大文字のウェストが低く設定されており、そのため頭のでかい2等身キャラのような愛らしい雰囲気が出ている。ただ可愛らしいだけではなくエレガントさも兼ね備えた良い書体である。5ウェイトでイタリックはない。ただいま80%オフセール中。
本日は William Morris の誕生日(1834–96)。毎年やってるとさすがにネタがないかと思ったが、まだあったので紹介する(笑)。Kelmscott Press でモリスがデザインして使用した書体をフォント化したもの。ゴシックローマンの Golden の方はアウトラインをラフにし、活版印刷の雰囲気をそのまま映し出しているのに対し、ロタンダ風味の Troy のアウトラインはスムースになっている。ほか、イルミネイテッドイニシャルが入った Ornaments がファミリーにあり。
ソリッドなディスプレイローマン。Bemis(ビーマス)という企業がシアトルに建てた古いビルにあった看板の書体にインスパイアを受けたシアトルパシフィック大学の学生(当時)が、これをフォント化したもの。このビルは現在アーティストたちのアトリエとして利用されているようで、そのサイトもある。ストロークが直線的で各字の幅にあまり差がなく、これがやや機械的でソリッドな印象を生んでいる。クラシックな感じがしながらもヨーロッパの香りがせず、いかにもアメリカンな雰囲気がある。カッコイイ書体だと思う。小文字はなしでスモールキャップス。1ウェイト。
本日は St. Patrick’s Day。毎年説明してるが、アイルランドの守護聖人・聖パトリックの命日にとんちき騒ぎをするという変わった日である。日本でも徐々に広まりつつあり、都内では今週末ちょいちょいイベントがある模様。詳しくはアイルランド音楽家協会のサイトを参照して欲しい。
てな事は置いといて書体の紹介。7世紀頃からアイルランドで使われだした Insular Majuscule という書体を現代風にアレンジしたもの。元はカリグライフィーペンで書かれており抑揚があるが、こちらは字形はほぼそのままにモノラインのサンセリフとなっており、扱いやすく読みやすくなっている。ちょっと変わった可愛らしいサンセリフ、ぐらいの感じで使えるんじゃなかろうか。3ウェイト。
本日はホワイトデーだがどうでもいいので無関係の書体を紹介する(ふんだ)。ラグジュアリー感漂うインラインエクステンデッドディスプレイ。基本はヘヴィウェイトのモダンローマンだが、2本のインラインが入っていて(結果3本線になって)ゴージャス感あふれるディスプレイとなっている。オルタネートは R にあるだけだが、アクセント記号は全ヨーロッパをフォローするほど幅広い。オーナメントもあり。ただいまセール中でたったの $8。
本日は 3.13 で 1 が 3 に挟まれてる事から「サンドイッチデー」となっているそうな(ちなみに「サンドウィッチの日」は伯爵の誕生日の11月3日)。というわけでこの書体を紹介。アール・デコ調のサンセリフディスプレイ。同種の書体で有名な Bauhaus のようにコミカルな字形が多く、所々ストロークの端が丸くなっている。大文字のみで、制作年も古い事から字種もかなり少なめ。1ウェイト。
ちなみにサンドウィッチのスペルが違ってるのにお気づきだろうか。本来は sandwich で、t が入らない。サンドウィッチの語源でよく知られてるのがサンドウィッチ伯爵が好んで食べたから、という説があるが、実はもう一つある。パンには何でも挟んで食べられるが、砂(sand)と魔女(witch)だけは食えねぇや、と誰かが言ったとか言わないとか。この場合はスペルは sandwitch が妥当かな。
本日「みつばちの日」だそうなのでこの書体を紹介。ヴィクトリア朝時代風のカーリーなローマンディスプレイ。全体的にコンデンスで、所々くるっと巻きが入っていてボールターミナルになっているのが特徴。アウトラインはラフになっていて、優しい雰囲気になっている。小文字はなくスモールキャップス。ミツバチなどのアイコンも入っている。作者はスクリプトの名手で素晴らしいスクリプトを多数制作しているが、こんなのも作ってんのね。
本日は幾何学的な抽象画で有名なピエト・モンドリアン(1872~1944)の誕生日だそうな。というワケでそれをモチーフにした書体を紹介。カクカクした直線と塗りつぶされたカウンターで、絵の雰囲気がよく出ている書体である。極力水平・垂直で構成された One と、A や N などにちょいちょい斜線を用いた Two と2タイプある。作者は日本人で、徳島在住の川上一さんという方だそうな。ただいま5%オフセール中。
ぼったりしたローマンディスプレイ。ファミリーの Decor 1 は、普通に文字を打ってもサンプルのようにランダムにオルタネート文字が出てきてごちゃごちゃする仕様らしく、なかなかおもしろい。Decor 2 はスワッシュオルタネートはないが、ベースラインの上がったスモールキャップスとランダムに組まれる模様。普通に組みたい人は Caps を使えばいいが、それじゃこの書体を使う意味がない。気に入らない組み方は字体を切り替えてコントロールできるだろう。多分。可愛らしいオーナメントも付属。ただいま30%オフセール中。