トランプ大統領が来日中という事でこちらの古い書体を。いくつかのファウンダリーから出ているが、字種の多いURW版を紹介する。フレアセリフっぽいぬよっとした大きなセリフを持つローマン。コントラストが強めで、x-ハイトとカウンターがかなり大きいのが特徴。骨格はなんとなくジオメトリックっぽいが、ステムの中程が細く、端に行くに連れて太めになり、オーガニックな雰囲気も持っている。イタリックもややカリグラフィック。説明にはアメリカ建国200周年に向けて制作されたとあるが、元にしたのは19世紀フランスの書体だとか。2ウェイト。
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本日『スクーバダイビングの日』だそうなのでこちら。スッキリしていて可読性の良い現代的なヒューマニストサンセリフ。これと言ってクセのない書体でどう紹介していいか判らないほどだが(笑)、I に誤読防止のためのセリフの付いたオルタネートがある、ß(エスツェット)の大文字グリフがあるのが変わってると言えば変わってる。あと S のカーブが深いかな。これにより字幅が出て他の字とのバランスが取れている。Std 版と Pro 版があり、それぞれ8ウェイトずつ。ちなみに scuba とは self‐contained underwater breathing apparatus(自給式水中呼吸装置)の略だそうな…知らなかった。
本日『キスの日』で夏も近づいてるのでこちら。「しょっぱいキス」という名のモノラインシグネチャー。細いマーカーでラフに書いたようなスクリプトで、カジュアルでかわいらしい。いまどき TrueType でオルタネートは皆無だが、その分安い。ちなみに添えてあるサンセリフはパッケージにはないのであしからず。
モダンなようでクラシックなようでモダンなディスプレイ。骨格はローマンキャピタルを元にしてるとあり、よく見ればそうかなという感じだが、ストロークが直線的で、ジオメトリック風味もあってスッキリしており、パッと見ではあまりそうは感じない。K のステムとレッグが離れていたり、P や R のボウルが閉じてない所が明るさを演出している。R と Q にはレッグやテールが伸びたオルタネートがある。リガチャーもちょっとだけ。小文字はなくスモールキャップスだが4ウェイトあり、サンセリフだけではなくスラブセリフバージョンもある。ただいま77%オフセール中。
本日は『リンドバーグ翼の日』。1927年、アメリカの飛行士チャールズ・リンドバーグ Charles Lindbergh が例の名ゼリフ「翼よ、あれがパリの灯だ」と共に大西洋単独無着陸横断飛行を達成した日である。ということで「パリよこんにちは」の名を持つこの書体を紹介。優雅でかわいらしいモダンローマンとハンドスクリプトのデュオである。ローマンはコロコロしたプロポーションながら、ライトウェイトでコントラストも強く、スワッシュオルタネートも豊富で大変魅力的。ラフなブラッシュスクリプトもこのローマンに大変似合っている。非常に安いのでお気軽にどうぞ。
ちなみにリンドバーグの名ゼリフは創作で実際言ってないらしく、しかも日本でしか言われてないそうな(笑)。ついでにいうと筆者は靴が好きで、界隈ではよく「素敵な靴は素敵な場所へ連れて行ってくれる」などとイタリアで言われてるとか聞くが、イタリア人に聞いても誰も知らないらしい…。
本日は日本のローマ字社が定めた「ローマ字の日」だそうな。というワケでローマンキャピタル系をと思ったが、目ぼしいものは大体紹介し尽くしてしまっていて(笑)ちと困る…。数少ないストックからこちら。やや字幅が細めでピッチがほぼ揃っているローマンキャピタル系セリフ。スタンダードで優雅な骨格をしていて、見ての通り大文字は字幅が大体一定で、多分組みやすい書体だと思う。小文字やイタリックもある所が親切かな。アップライトは Bold もある。
正統派オールドスタイルローマン。ブラジルで生まれベルギーでオランダ人に学びロンドンで働くデザイナーがデザインしたらしい。アントワープにあるプランタン・モレトゥス印刷博物館に収蔵されている印刷物からスケッチを起こしデザインしたとの事。スタンダードでクラシックな骨格ながら、アウトラインは現代的にスッキリしていて読みやすく整理されている。イタリックにはスワッシュオルタネートもあって大変優雅。Std と Pro があって、Pro の方はギリシャ文字とキリル文字もサポートしている。6ウェイト。
オランダ風味のあるくさび形のセリフを持った本文用モダンローマン。本文用の Text と見出し用の Display に分かれており、サンプルは Display でかなりコントラストが強いが、Text の方はレギュラーに近いウェイトはコントラストもごく弱めで、小さく長文を組んでも可読性は良好。ひょっとしたらモダンローマンとも呼べないかもしれないぐらい。Display の方はちょっと個性的なグリフも見え、ブランドロゴなどにもちょっと引っかかりがあって良いと思う。Text は5つ、Display は7つのウェイトがある。
ちょっとブームに乗り遅れた感はあるがこちら。見るだけで目が埼玉になってしまうスクリプト。最近よくあるシグネチャータイプで、短い筆ペンで書いたようなストロークでデザインされており、ほんのり抑揚がある。字形はそこまでダイナミックでも崩れてもおらず、素直な形をしている。その辺りが都会に憧れながらも都会人になれない埼玉人を表していると言えよう。1ウェイトのみでオルタネートもなく、1,000円もしない所がやっぱり埼玉である。もし目が埼玉になったらその辺の草でも食っておけ!
昨日は『カクテルの日』だったらしいので、一日ズレて悔しいがこちらを紹介。レトロなアメリカンネオン風味のあるモノラインのスクリプトとサンセリフのデュオ。スクリプトの方は大文字は割とダイナミックだが、オルタネートはあまりない。小文字は大文字と比べてかなり小さめにデザインされており、こちらはオルタネートが少々。サンセリフの方はジオメトリック寄りだがあまりカッチリしておらず、やや手書きの雰囲気が残る。プロポーションも頭でっかちでコロコロして可愛らしい。こちらは大文字のみ。双方とも4ウェイトずつ。