本日はサスペンス映画の巨匠、アルフレッド・ヒッチコック Alfred Hitchcock の誕生日(1899)なのでこちら。角張ったつたないサンセリフ。映画『めまい』(1958)のポスターからインスパイアされたものとのこと。デザインはこちらもグラフィックデザイン界の巨匠、ソール・バス Saul Bass。ポスターを見ると書体はもっと細めでコンデンスだが、こちらはやや太めで幅広になっている。ただ雰囲気はよく踏襲されてると思う。1ウェイト。
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カッパープレートゴシック風味のある太めのディスプレイ。基本は平たい太めのサンセリフで、若干だがフレアセリフ気味になっている。全体的にヴィンテージ風味のあるちょっとレトロな書体である。タイプに3種類あり、アウトラインがスムーズな Regular とガタガタした Rough、フィルがなくアウトラインのみの Outline がある。小文字はなくスモールキャップス。
高級感のあるフレアセリフディスプレイ。基本はハイコントラストでコンデンスなタイプだが、C や O などの丸い字はゆったりと大きなグリフになっており、それが文字組みにゆらぎを生んでいる。大文字にはリガチャーが20種ほどあり。全体的にクラシカルで優雅な雰囲気があり、筆者の思うカラっと明るいカジュアルな「カリフォルニア」とはちょっと違う印象。まあ行ったことがないんだけど(笑)。1ウェイト。
都会的なセンスあふれる(センスのない表現…)ディスプレイ。ライトウェイトのジオメトリックなモノラインサンセリフで、小文字はなく大文字のみながら、すべての字に4種類の字幅があって、それらをランダムに組み合わせることによってアクセントのある文字組みが楽しめるようになっている。コリッとしてポッキーみたいな書体。1ウェイト。
本日はポップ・アートの旗手アンディ・ウォーホル Andy Warhol の誕生日(1928)なのでこちら。ウォーホルの名を冠したブラッシュスクリプト。名前はそうだが、別にウォーホルの筆致を参考にしたとかではないらしい(笑)。いま流行りのモダンスクリプトではなく、古いスタイルのレトロなスクリプトである。大文字にはいわゆるブロック体もあり。レギュラーはほぼモノラインだが、Bold はかなりコントラストがついている。Extras にはちょっとしたイラストの他、キャッチワードが多数用意されている。
本日は国際ビールデー International Beer Day らしいのでこちら。レトロアメリカンテイスト満載なレタリングスクリプト。ぼったりした筆感たっぷりなレタリングで、オルタネートとリガチャーがかなりあって、総グリフ数は1200を超えており、バリエーション豊かな文字組みが楽しめる。ウェイトも5つとこのテとしては多いだろう。ちなみに日本のビールのCMは「ごくっごくっぷは~うまい!しかねぇのかよワンパターンだな」とよく揶揄されるが、結局のところ消費者がそれを一番好んでるのでああなってるらしい。他のバリエーションを見たければ我々自身が価値観をアップデートするしかないのだろう…。
レトロモダンなローマンディスプレイ。全体的にコントラストの強いモダンテイストで、セリフはヘアラインではなくウェッジ型。イタリックの方が変わっており、かなり傾きとカリグラフィー風味が強い。作者によれば、パイロットのパラレルペンで書いてデザインしたとの事。以前紹介した Ogg の元になった Oscar Ogg の書風に影響を受けてる事は間違いないだろう。アップライトの大文字にはリガチャー多数。3ウェイト。ただいま30%オフセール中。
本日『はちみつの日』で『みつばちの日』らしいのでこちら。元気のいいアップライトのモダンスクリプト。文字の軸は傾いてないがストロークは右や左に跳ねており、ベースラインもバウンシーでなかなか賑やかに仕上がっている。ゆったりしたものかダイナミックなものが多い中で、結構めずらしいタイプだと思う。スワッシュオルタネートはあるが、スワッシュにほとんど伸びがない。あとリガチャーが少し。1ウェイト。
8月になったのでこちら。かわいらしいカジュアルなハンドライテン。大文字と小文字のサイズ差が極端で、一部スクリプト風味も入っているが、基本的に普通の手書きである。スワッシュオルタネートとかはなく、リガチャーがちょこっと5種ほど。気軽に使える割には結構目立つおもしろい書体だと思う。2ウェイト。$15程度と大変お安め。
本日はアーノルド・シュワルツェネッガー Arnold Schwarzenegger の誕生日(1947)というワケでこちら。角張ったジオメトリックディスプレイ。やや横長の長方形をベースにデザインされた書体で、文字の一部が欠いてあるのが特徴。シンプルにまとめてあり、昔の低解像度のドットフォントを思わせるスタイルである。実際の映画のタイトルとはちっとも似てないが(笑)、レトロなSFには似合いそう。大文字のみ。