綺麗なスペンサリアンカッパープレート。いまどき珍しい正統派の真面目なスクリプトで、大変クラシカルで美しい。オルタネートもかなり豊富で総グリフ数は1200もあるので、誰でも達人風の文字組みが楽しめる。大文字には丸く花のオーナメントで囲ったイニシャルもあり。さらに珍しく、モノラインのスクリプトと、手書き風のセリフとサンセリフもファミリーにある。
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イタリア語で「男」という名のサンセリフディスプレイ。イタリアンアールデコを謳っており、なるほどちょっとレトロでジオメトリックでかわいらしい感じに仕上がっている。大文字のみだが、小文字のグリフにいくつか微妙に字形が違うオルタネートが入っている。字幅にはレギュラー以外に Condensed と Expanded、Ultra Expanded があって、Ultra Expanded はかなりの横幅があっておもしろい。Extras というオーナメントやイラストアイコンが入ったものが付属している。ただいま80%オフセール中。
トラディショナルだけどモダンなカリグラフィーイタリック。技法やストロークはトラディショナルのそれなのだが、字形が伝統的なものと比べてだいぶ崩れていて、かなりモダンなイタリックとなっている。傾きが大きく、大文字はかなり幅広。ベースラインはほぼ揃っていて、スワッシュオルタネートもおとなしめ。モダンスクリプトほどは崩れてないけどトラディショナルではない、というおもしろい書体。1ウェイト。
本日はかのデューク・カハナモク Duke Paoa Kahinu Mokoe Hulikohola Kahanamoku の誕生日(1890)。え? 誰って? 知らないの? 筆者も本日知ったんだが(笑)、ハワイ初の五輪金メダリスト(水泳自由形)でサーフィンの父と呼ばれてる人だそうだ。というワケで「波」という書体を紹介。かなりコンデンスなモダンローマンディスプレイ。タイプデザイナーというのは直線に見えてもセリフをちょっと曲げてみたり角を丸くしたりするものだが、これはそれらがされておらず潔くシンプルに纏められている。ややクラシックな雰囲気があるだろうか。ヘアラインが細いので大きく使うほうがいいだろう。大文字のみ。オブリークタイプもあり。
本日はオランダのグラフィックデザイナーでミッフィーの生みの親、ディック・ブルーナ Dick Bruna の誕生日(1927)。というワケで名前だけ同じな書体を紹介。読みやすいモダンでニュートラルなサンセリフ。xハイトが大きく可読性の良いタイプで、a と g は2階建てのオルタネートがあるが、g は下のループがカットされていて結構おもしろいアクセントになっている。数字も各種ある他、丸数字も白黒2種揃っている。イタリックもあって8ウェイト。
久々にシグネチャースクリプトの紹介。ややゆったりめのストロークで、文字サイズにさほど差がなくベースラインも小文字はほぼ揃っており、全体的におとなしめの書体である。スワッシュオルタネートはなく、リガチャーが20種ほど。アップライトの Regular とやや傾いた Italic の2種。
エレガントでミニマルな(謳い文句そのまんま)ディスプレイローマン。ライトウェイトで繊細なモダンローマンで、骨格もだいぶゆったりしている優雅な書体である。そんなに変わったグリフはないが、R のレッグがぐぃっと張り出しているのが特徴的。小文字はなく1ウェイト。
かわいらしい変わったスラブセリフディスプレイ。ややジオメトリック風味のあるモノラインのスラブセリフで、小文字は見ての通り横幅が通常の倍はあるオルタネートがあり、アクセントのある文字組みが楽しめるようになっている。全体的にレトロ風味のあるガーリーな雰囲気の書体。イタリックもあって1ウェイト。
みんな大好きジオメトリックサンセリフディスプレイ。xハイトの大きなコロコロしたサンセリフで、g 以外は割とスタンダードなグリフをしていて多少の長文には耐えられそうである。ノーマル以外にステンシルタイプの Stencil と、フィルにいくつかの種類がある Layers がある。ノーマルと Stencil は5ウェイト。Layers は Black ウェイト1つのみ。名前はイタリア語で「特異な」とかそういう意味。ただいま60%オフセール中。
硬めでかっちりしたモダンローマンディスプレイ。かなりシャープなラインで整えられた書体で、Didot などは E や L、S 等にはブラケットがあるが、これはすべてのブラケットが省かれていて機械的な印象すらある。大文字にはリガチャーが10種ほど。全体的にクラシックで男性的な印象があるだろうか。ウェイトは9つでイタリックはなし。