なんとも分類に困るデコラティブなディスプレイ。なんとも変わったグリフに風変わりなセリフが付いたおもしろい書体で、どことなく伝統的な東南アジアというかインド・ネパールというかそんな雰囲気を感じる。なのでその辺のレストランとかに使えそうかなと思うが、他に使い道は思い浮かばない(笑)。ただなんとも惹かれる書体である。大文字のみで1ウェイトのみ。
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とんでもなく奇抜なオルタネートグリフを持つジオメトリックサンセリフディスプレイ。元々がやや違和感はあるもののさほど変わってはいない書体だが、オルタネートに見ての通り「なんじゃこりゃ」というようなグリフを持っていて、非常に個性的。リガチャーも大文字・小文字双方に用意され、おもしろい文字組が楽しめる。正直ロゴとかにはどうかなーという感じではあるが、うまく使ってみてほしい。名前に「バロック」とはあるが、バロック様式の要素は皆無である(笑)。9ウェイト。ただいま40%オフセール中。
クラッシーなモダンローマンディスプレイ。ややウェイトのあるモダンローマンをベースに、見ての通り変わったエレガントなリガチャーが豊富にある。レギュラーと Round の2種類があって、Round の方は角がちょっと丸く処理されているが、あんまはっきりとした違いは分からない(笑)。まぁお好みで使い分けてほしい。大文字のみで1ウェイト。
本日『ヨーグルトの日』らしい。ヨーグルトといえばブルガリア(笑)、というワケでこちら。個性的なリガチャーが特徴的なソフトセリフディスプレイ。全体的に太めのグリフにボタッとしたセリフが付いた書体をベースに、見ての通りおもしろいリガチャーが多数ある。普通はストロークの一部が繋がったり共有したりしているのだが、こんな風にストロークが2文字を貫いてるのはなかなか珍しい。ぬちょっとした雰囲気がミルキーかなという感じ。1ウェイトのみ。
本日は『黒板の日』だそうなのでこちら。レトロポップなかわいらしいディスプレイ。カフェやビストロなどによくあるチョークボードのレタリングでよく見るような書体で、図太いフレアセリフに小さなスワッシュが付いたオルタネートがある。フィルには見ての通りチョークのようにかすれた Chalk と、ソリッドな Clean の2種がある。ウェイトバリエーションがあってもよかったが、まあ別の書体を組み合わせる方がよりそれっぽくなるかな。1ウェイトのみ。
本日は『エイリアンの日』。映画「エイリアン2」の舞台が惑星 LV-426 だからだそうな(笑)。という訳でこちら。まさにエイリアンを思わせる刺々しいディスプレイローマン。あちこちニュヨっとした粘り気と鋭い爪や牙を思わせるセリフが見事にエイリアンテイストを取り入れている。一見すると最近流行の変形ディスプレイに近いが、そこまで変形はしていない。骨格が近いサンセリフ版の Grotesque と2種あり、バリアブルタイプもある。実はバリアブルタイプこそがこの書体の本領で、なんとウェイト違いではなくセリフとサンセリフの中間を生成できるようになっている。購入の際はぜひこちらを。
本日『世界ペンギンの日 World Penguin Day』だそうなのでこちら。ほにょんとしたネコ足が特徴的なローマンディスプレイ。基本的にはモダンローマンで、見ての通り一部のステムがネコ足テーブルのように S 字にくねっており、ガーリーな雰囲気を醸し出している。一部の小文字にはクラシカルなリガチャー(quaint)があり、より派手な演出をすることが可能。ではあるが、やり過ぎないようネコ足になっていないグリフもオルタネートで用意されているのが親切である。しかしこれなんでペンギンなんだろね(笑)。1ウェイトのみ。
筆のニュアンスが多く残るシグネチャースクリプト。ペンではなく筆で書いたようなストロークで、コントラストが強く端に墨溜まりがあってそれがおもしろい表情を生み出している。グリフは傾いておらずアップライトで、ラインも揃わずややバウンシー。スワッシュはなく作例のようにビギニング/エンディングストロークが水平に伸びるオルタネートとリガチャーが少々、という感じ。普通のシグネチャーに飽きた人に。1ウェイトのみ。
本日は『Queenの日』だそうな。1975年のこの日、初来日したとか。んで「ボヘミアン」で検索したらこれが出てきたので(笑)紹介。民族色豊かな装飾が施されたデコラティブなディスプレイ。見ての通りあちこちに飾りが入った書体で、可読性はよろしくないが、雰囲気はあっておもしろいんじゃないかと思う。大文字のみで、装飾がないグリフが小文字部分に割り当てられている。1ウェイトのみ。
ところで「ボヘミアン」について調べたが、これが結構ややこしい。現在のチェコ西部がボヘミア地方だが、ボヘミアンとはそこに住んでる人ではなく、かつて「ジプシー」と呼ばれていた北インド起源の放浪者たちを指す。現在はこの呼称はやや侮蔑的らしく、当人たちは「ロマ」を自称している。で、「ノマド」とは何かというと、特定の民族ではなくただの「遊牧民」という意味らしい。ふへぇ…。
ヴィンテージ感満載のミクスドディスプレイ。ウェッジセリフの付いた太めのセリフドゴシック、それの細いウェイトで幅が狭くなった Condensed、幅広のスラブセリフの Expanded、モノラインのカジュアルな Script の4種がセットになった書体で、全体の雰囲気は見ての通りレトロというかヴィンテージというかそんな感じである。イラストアイコンの入った Dingbats もあるが、こちらを見るとどうもアメリカのバイカーギャングのテイストが強い。ガイコツの手が数字を表してるものがあるのがかなり変わってる。ま、あまりその辺には囚われずに使いこなしていただければと思う。