本日は『くじ(lottery)の日』らしいので、名前の似てるこちら。デコラティブなブラックレター。カリグラフィー(手書き書体)のロタンダ Rotunda というタイプで、あまり人気がない(笑)のでフォントになっているのはめずらしい。16世紀にライプチヒで Melchior Lotter という人が印刷した本から起こしたもののようだ。毛色の違うのが1文字だけあるが、これは “L” で、こちらはロンバルディックキャピタル Lombardic Capitals という、主にドロップキャップに使われた書体である。通常のよりややデコラティブになってるだろうか。この2種がセットになったファミリー。現代じゃあんまり使い道ないかな…(笑)。
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本日はドイツの詩人ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe の誕生日(1749)ということでこちら。遊びの少ないかっちりした太めのフラクトゥール。元はドイツの Wilhelm Wöllmer という人が1910 (1905?) 年に制作したもので、それをデジタル復刻したもの。普通に比べてアセンダーやディセンダーが結構短いだろうか。小文字の k が伝統的な形をしており、ツウはこの辺を喜んでしまうが、馴れてないと読めないかもしれない。大文字はどれも厳しいかな…? まぁ馴れてください(笑)。1ウェイトのみ。
ユニークなリガチャーがおもしろいフェミニンなディスプレイローマン。コントラストの強い細めのモダンローマンをベースに、かなり珍しいリガチャーが豊富にある書体で、このテは多数あるがこれは中でも結構レアな方だと思う。アクセントに星マークなども付いており、全体的な雰囲気はやはり女性的。あまり気取った雰囲気はなくカジュアル寄りかなという気はする。1ウェイトのみ。
なんと分類というか評価していいのかさっぱり分からんディスプレイ。まず初見でこれが読めるだろうか? まあ名前の通り “Grima” なんだが、ここまで珍妙だと言われないと読めないと思う。文字の大小にサイズ差がなくユニケースとなっており、かつなるべく字幅が均一になるように調整しているそうな。しかし何がどうしてこうなったのか…何にインスパイアされたのかは不明。非常に読みづらいので、アート作品にはいいが、通常のデザイン業務には使いづらいかなと思う。まあでもなんとか使ってやってくれ(笑)。ウェイトではなく字幅が5種類あって、バリアブルタイプもあり。
先日フランスの名優アラン・ドロン Alain Delon 氏が亡くなられたそうだ(1935–2024)。というワケでこちら。変形リガチャーがおもしろいモダンローマンディスプレイ。このテはかなり多めに紹介しているが、こちらの書体は正直あまりグリフが洗練されてないかなーという感じ(シンラツ)。まぁでも割と重めのウェイトなので、小さく使えるのが利点かなという感じ。1ウェイトのみ。しかし昔の写真とか見るとクッソイケメンだなアラン・ドロン…。一度ビストロSMAPにゲスト出演し、フレンチを所望して出てきた料理に「うまいけどこれはフレンチではない」とバッサリ切り捨てていた記憶がある。
本日『世界オオカミの日 International Wolf Day』だそうなのでこちら。ヴィンテージ感あふれるオーガニックなディスプレイ。ヴィクトリア朝風味というかその頃によく見られたスタイルで、ブラックレターの要素を取り入れた植物的な装飾の入ったデコラティブな書体である。大文字のみで、小文字にはやや小さめで装飾を省いたグリフ、大文字のには装飾されたグリフが入っていて、それを組み合わせて使用するようになっている。名前のヴォルフスブルクはドイツにある都市の名前で、「狼の城」というような意味だそうだ。1ウェイトのみ。
ちょっと変わりダネのコンバイン書体。カッパープレートスクリプトとモダンローマンのコンバイン書体は本ブログでいくつか紹介しているが、こちらはなんとぶっといサンセリフとスクリプトのコンバイン。こんなに違和感満載の混合もめずらしい(笑)。まあでも同じようなのを量産するよりはいいのかもしれない。スクリプトがサンセリフを侵食してしまっているリガチャー(画像のLE参照)がいくつかある。フィルがソリッドなものとアウトラインの2種がある。名前は「自己愛」「自己肯定感」などの意味だそうだ。
ステンシル過ぎてもはや何なのかよく読めない(笑)モダンローマンディスプレイ。非常にコントラストが強くてヘアラインが見えない、のではなく、もうヘアライン部分が消えてしまっている書体である。なのでステンシルのようになっているが、雰囲気はあくまでエレガントでゴージャス。使用は要注意だが、うまく使えば結構効果的だろう。1ウェイトのみ。
アール・ヌーヴォー/アール・デコ風味のヴィンテージ感あふれるエレガントなディスプレイ。植物的なデコラティブな曲線が特徴のアール・ヌーヴォーと、変わったプロポーションのジオメトリックが特徴のアール・デコをうまくコンバインさせた書体で、なんか見事だなとしか言いようがない。全体的なプロポーションは細長く、オルタネートも豊富でバリエーション豊かな文字組が楽しめるようになっている。多分だが筆者は買う(笑)。名前はスペインはマドリッドにあるソフィア王妃芸術センター(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía)から。同館はアール・ヌーヴォーやアール・デコのコレクションが豊富だそうな。
そろそろ食傷気味になってきたカッパープレートとモダンローマンのコンバイン。こちらはスクリプトのワッシュがやや回転多めなのと、ローマンがコンデンス気味なのが特徴だろうか。あとスクリプトとローマンのリガチャーがあり、意外とこういう書体は少ないので、差別化もできるだろう。1ウェイトのみ。