筆で書いたようなニュアンスが残るアール・ヌーヴォー風味のディスプレイ。カリグラフィーの技術を用いて書かれたようななんとも不思議な書体で、骨格はほぼ垂直ではあるが、セリフなどのエレメントのせいで全体的に左に傾いて見えるのも面白い。アウトラインはぬたっとして粘り気を感じる。大文字のみの書体ではあるがオルタネートが結構あって、退屈せずに楽しめるだろう。名前はフランス語で黒猫の意。1ウェイト。
Tag: #decorative
繊細でスタイリッシュなモダンローマンディスプレイ。ヘアラインが非常に繊細なライトウェイトのモダンローマンをベースに、様々なスタイルのグリフがファミリーになったディスプレイ。普通の Regular の他、ストロークの端が切り落とされた Cut、ストロークの接続部が欠けた Stencil、ストロークそのものが大胆に欠けた Display、一部のストロークが二重になった Two Line、グリフ内に斜めのヘアラインが走る Line、開口部が閉じたりエレメントが二重になったりと大胆なアレンジが施された Futuristic の7種がある。Regular のみ小文字と Italic があり、他は大文字のみ。本日は映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズでドクを演じたクリストファー・ロイド Christopher Lloyd の誕生日(1938)なので Future な書体を紹介してみた。
レトロアメリカンテイストのレタリングスクリプト。太めのブラッシュスクリプトを模したレタリングによるスクリプトで、ミッドセンチュリー感のあるボテっとした風合いが特徴。ちょっとしたスワッシュが付いたオルタネートが大量にあり、手書きとは逆の左向きのストロークが多いのがレタリングの面目躍如という所である。リガチャーもちょこちょこあり。異次元の活躍を見せるオオタニサンに敬意を評し、メジャーでもよく見るこのタイプのスクリプトを紹介してみた。
最近流行も落ち着いてきたスクリプトとコンデンスなモダンローマンのコンバインド。この手の多くはスクリプトがカッパープレートで、こちらも一見そうは見えるが、実はかなり細めのイタリックとなっている。またローマンの方も通常はない小文字があり、大文字がスクリプト+モダンローマン大文字の Majuscule、大文字がスクリプト+モダンローマン小文字の Miniscule と、スクリプトなしのただのモダンローマンの Regular があって、使い分けができるようになっているのも便利である。
ケルト風味あふれるディスプレイ。中世アイルランドやイングランドで用いられていたいわゆるインシュラー Insular をベースにした書体で、元々は大文字小文字の区別がないが、こちらはインシュラーのテイストを保ちつつ、大文字小文字がデザインされている。なんとなくロンバルディックキャピタルに見えなくもないが(笑)、まあそこら辺は良しとしよう。ハロウィンは元々ケルト人の祭りで、こんなのもよく似合うので紹介してみた。
柔らかなストロークが特徴的なブラックレター。基本的にゴシックではあるが、手書きのカーブが特徴的で、どちらかというとフラクトゥール fraktur やバタルドゥ bâtarde の雰囲気がある。派手なスワッシュオルタネートはないが、小文字にはカリグラフィーをやっている人が喜びそうなグリフがちょっと違うオルタネートがある。まあこんなのもハロウィンにいかがだろうか。名前はとんかつの有名店やドイツの焼き物に近いものがあるが(笑)特に関係ない模様。
ハロウィンも近いということでこちら。欧米の絵本等で使われてそうなガタガタしたユニークなハンドレタリングディスプレイ。直線的なストロークではあるが、テーパードになっており、端はカクカクと渦を巻いている。各字のサイズもベースラインも不揃いで賑やかしい。小文字はなくスモールキャップスだが、大文字の方に装飾強めなグリフが入っている。1ウェイトのみ。しかしこの手のフォントが異常な勢いで増えた。選ぶのも大変…。
ストロークが途切れ途切れになっている変わったサンセリフディスプレイ。画像の N, W, A などをご覧いただけば分かるようにストロークがぶつんと切れているヘンな書体で(失礼)、小文字の多くは R のボウルのように一部細くなる処理が施されている。全体的になんかちょっと違和感があり、それが目を引くおもしろいディスプレイとなっている。アップライトとオブリークの2スタイルで6ウェイト。本日はなかやまきんに君の誕生日(1978)らしい。パワー!
本日はアメリカの作家 O. ヘンリーの誕生日(1862)だそうなので、代表作『最後の一葉』にちなんでこちら。葉の飾りが付いたコンバインドディスプレイ。一時期流行ったカッパープレートスクリプトとローマンがひとつのフォントになった書体で、大文字部分にスクリプト、小文字部分にローマン大文字が割り当てられている。見ての通りどちらにも葉の装飾が付いており、まあ非常にデコラティブで読みづらい(笑)。スワッシュオルタネートやリガチャーもふんだんにあるが、変わってるのが3文字のリガチャー。画像の ARO のようにスクリプトをローマンで挟んだものがあり、スペルは限定されるが、うまくハマれば嬉しい効果が得られるだろう。1ウェイト。
カリグラフィーとタイプフェイスの中間のようなローマンディスプレイ。スウェーデンやフィンランドなど北欧のカリグラファーのスタイルを参考に作成された書体だそうで、四角いフォルムが特徴的。ストロークはブロードペンで書いたようなコントラストが付いており、デフォルトはタイプフェイス然としているが、オルタネートにはよりカリグラフィックなグリフが多数ある。非常に筆者好みの書体。名前はフィンランド語で「四角」の意。1ウェイトのみ。













