ウェッジ型のセリフが特徴的なエレガントなローマン。ストロークが直線的でほとんど抑揚がなく骨格もシンプルで、セリフはウェッジ型だがモダンローマンと言っていいと思う。E や F のセンターバーのセリフが魚尾っぽくなっているのが面白い。全体的にとても品が良く高級感もあって、女性向けのファッションや化粧品などによくマッチするだろう。5ウェイト。ただいま65%オフセール中。
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エレガントでゴージャス(笑)なおしゃれフォントデュオ。コントラストの強いモダンローマンの SRF (Serif) と、極細のモノラインスクリプトの Pen の2種がセットになったファミリーである。SRF の方は Didot よりはややオールドスタイルのニュアンスが残ってるだろうか、あまりカチッとしすぎておらす柔らかい雰囲気を残している。3ウェイトあるがヘアラインには変化なし。Pen の方はオルタネートやリガチャーが多数ある。Office などの OpenType 機能に対応してないアプリ用に、オルタネートやオーナメントが別ファイルになったバージョンも添付されていて親切である。ハイファッションや高級化粧品などにどうぞ。ウェディングなどにもいいだろう。
コントラストの強いエレガントなディスプレイ。やや直線的でゆったりしたグリフで、細いストロークがヘアラインになっている。セリフはブラケットの大きいウェッジ型。G には小文字型のオルタネートがあり、Q にはテール、R はレッグが変わったオルタネートがある。a と g にも1階建てと2階建ての2種類あり。4ウェイトあるが、ヘアライン部分のウェイトは変わらないのでコントラストが強くなる。Didot 風の雰囲気を持った書体だが、字間が狭いせいかなんとなくちょっとレトロ。
ちょっとテイストの変わったモダンスクリプト。筆ペンがシルエットに見えるのでそれでデザインしたと思われるが、ポインテッドニブのようで筆ペン、正統派のようでモダンという、何とも分類し難いハイブリッドなスタイルでおもしろい。モダンスクリプト特有のゆるさはあまり感じられず、鋭くスタイリッシュな雰囲気を持っている。大文字と小文字のサイズの差が大きくダイナミック。派手なスワッシュはないようだが、リガチャーはいくつかあるようだ。最近のモダンスクリプトに飽きたという方に。1ウェイト。
フェミニンなモダンローマンディスプレイ。柔らかく優雅なグリフの Didone なローマン本体に、カリグラフィックなスワッシュオルタネートが付いている。リガチャーもあり、リガチャーにさらにスワッシュが付いたものもあって、バリエーション豊かなおもしろい文字組が楽しめる。女性向けファッションやコスメなどに。3ウェイト。
本日『アーモンドの日』。成人女性のアーモンドの適正摂取量が1日23粒だから、というのが理由らしい(ムリクリ…)。なんか食べ過ぎな気がするがとりあえずこちら。やや鋭い感じのするモダンスクリプト。字形はアップライトのバウンシーでモダンのそれではあるが、ゆるゆるではなくちゃんとカリグラフィーの訓練を積んだようなストロークで書かれている。ちょっとゴチャゴチャして読みづらくはあるが、変わってておもしろいのでは。1ウェイト。
本日はファッションデザイナーのクリスチャン・ディオール Christian Dior の誕生日(1905)。Dior といえばモダンローマンの代表格のこの書体。ロゴはこのまんまではないが、かなり近いものが用いられている。18世紀にフランスの Firman Didot がデザインしたものを、Adrian Frutiger が現代に蘇らせたものである。Mac には標準搭載されているのでお馴染みの方も多いだろう。大変優雅でラグジュアリー感のある書体で、Bodoni と並びよくハイファッションで用いられている。またこの書体のようにコントラストが強く、ブラケットのない細いセリフを持つモダンローマンのタイプを “Didone” と呼んだりするが、その語源ともなっており、それぐらい定番となっている。あまりにも定番なので避けられるぐらいだったが(笑)、最近はカジュアルなスクリプトと組み合わせるのも流行っている気がするので、見直してみるのもいかがだろうか。
どうもニセコからオーストラリアのスキー客が離れていっているというニュースが流れたのでこちら(どういう脈絡だ)。パッと見はジオメトリックのような雰囲気があるがよく見るとそうでもなく、といってヒューマニストとも言えないスッキリしたサンセリフ。コントラストはほぼなく、x-ハイトは最近としては珍しく小さい。新しいがそれほど奇抜ではなく可読性もよい現代的な書体。字幅はレギュラーと Condensed、Wide の3種類あり、さらにそれぞれ10ウェイトもあってビッグファミリーとなっている。
細かい部分で結構奇抜だが意外と可読性は良いローマン。スラブセリフというには細いしモダンローマンというには太い、ブラケットのない直線的なセリフで、ステムやセリフがクロスする箇所がところどころくさび状の食い込みがあるのが変わってる。カーブもただの曲線ではなく、唐突に折れ曲がったりしている。しかし本文サイズで長文を組むとそれらはさほど気にならず、可読性も良好である。なので本文用と言って差し支えないだろう。ウェイトが重くなるに連れコントラストが強くなってチラチラするが、見出しサイズなら大丈夫だと思う。キリル文字もサポート。ちょっと変わったオーナメントもちょろっとあり、イタリック用はオーナメントも傾いてる(笑)。5ウェイトあって、最細の Thin だけ無料。ただいま65%オフセール中。
本日は女優のミラ・ジョヴォヴィッチ Milla Jovovich の誕生日(1975)らしい。彼女と言えば『バイオハザード(原題 Resident Evil)』、バイオハザードと言えば悪の根源アンブレラ社、てな訳でその名を持つ書体を紹介(強引)。緩やかなモダンカリグラフィースクリプト。この手としてはあまり崩れておらずややかっちりした印象で、読みやすくもある素直でエレガントな書体である。オルタネートもあるようだが、グリフ数は551とやや少なめかなという感じ。その分初心者はあまり迷うことなく使うことができるだろう。1ウェイト。
しかしこの手のスクリプトをモダンモダン言ってるけど、いつかはモダン(現代)ではなくなる訳で、どうなるんかな。イタリックやゴシックも登場当時はそう呼ばれてなかったはずなので、100年後には何か名前が付いてるだろうか。ネット時代の今、どこで誕生したかよく判らんな…アメリカっぽい感じはするけど。もしそうなら「アメリカン」とか呼ばれる?(笑)