ティアドロップ(滴のようなセリフ)が特徴的なディドゥーンディスプレイ。Didot や Bodoni、Walbaum などのモダンローマンを参考にしたとあり、ティアドロップがステムにぶつかりそうな所はステムの方が逃げており、アイスクリームスクープでえぐったようになっているのがおもしろい。オプティカルになっており、名前の 8、12、18、32、52 はそれぞれそのポイントサイズ付近で使用した時に、ヘアラインが太すぎたりすっ飛んで消えたりしないよう、ウェイトが調整されている。それぞれ8ウェイトずつあり、全部で40種とビッグファミリー。残念ながらイタリックはないが、スワッシュオルタネートがある。名前のオペレッタはオペラの小規模版の事らしい。ただいま70%オフセール中。
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かわいらしいジオメトリックサンセリフディスプレイ。s がデフォルトで筆記体風になっているのが大きな特徴。f, l, r にも筆記体風のオルタネートがある他、いくつかの字にはスワッシュオルタネートがあり、また小文字には2字から3字のリガチャーのグリフがある。なんかこの s はどっかで見たなーと思ったら、以前に紹介した Isabel と同じ作者であった。イタリックもあり。9ウェイトと結構ビッグファミリー。
本日『アーモンドの日』らしいのでこちら。ラフで男性的なカリグラフィーイタリック。傾きが強く字形も粗野で全然優雅さがなく、かつ製作年が古いせいかスワッシュオルタネートとかもない。ちっともおもしろくない書体(笑)。強いて言えばアウトラインがラフなのが特徴かな。ま、名前だけが関連しているというだけで紹介してみた。ちなみにアーモンドの花はあまりにも桜にそっくりで、咲く時期もほぼ同じ。同じバラ科サクラ属らしく、パッと見は全然見分けがつかない。びっくりするので画像検索してみてほしい。
ゆるいストロークのシグネチャースクリプト。大文字と小文字のサイズの差が大きく一見ダイナミックだが、ストロークはゆっくり書かれており、そのため線に鋭さがないどころかゆるゆるに歪んでいる。コントラストも法則性があるようでないようで、それがまたおもしろいテクスチャを生んでいる。後方(右方向)にスワッシュが伸びたオルタネートが各種用意されているほか、Extra には同様のテイストのスワッシュラインとインクの「はね」を表現したグリフも入っている。こういうの見ると、あまりガチガチに考える必要ないな、俺もフォント作ってみようかな、という気になる(笑)。勇気をもらえる書体である。
ちょっと変わったモダンローマンディスプレイ。x-ハイトが大きくてアセンダーやディセンダーが短く、斜めのステムが外に膨らんでたりして、全体的にややずんぐりしたプロポーションをしているものの、コントラストが強いせいか、全体的な雰囲気はなかなかエレガント。くさび形のセリフも大きく特徴的。5ウェイト。
人生初のインフルエンザにかかった記念という事でこちら。レトロ感あふれるデジタル風味のディスプレイ。ファミコンのような低解像度用に作られたドットフォント(実際はアウトライン)を模しており、ステムの下部にブラックレターのようなダイヤ型のセリフ?が付いている。ま、そんだけ。ちなみに英語の口語では flu と略すのが普通。日本でも「いやーフルにかかってさー」って言えばオシャレ感が増すかもしれない(そんなことはない)。
いやしかし辛かった…3連休初日に発症したため火曜日まで病院に行くのを待ってしまったのがいけなかった。いやーもう39度とかいう熱は出したことがないよ。インフルエンザだと知ってればすぐに救急に行きましたけどね…皆さまホントにお気をつけを。熱が下がっても丸2日は人が多いところに近づかないでください。あなたはまだウィルスを持ってます。
かなり変わった字形を持つサンセリフディスプレイ。作者本人もアール・ヌーヴォー風かな?と疑問符付きで紹介している、なんとも形容し難い字形をしており、まあとにかく見ていただきたい。全体的にはモノラインで現代的な雰囲気は持っているが、アレンジがクラシックでおもしろい。スワッシュオルタネートやリガチャーもいくつかある。7ウェイト。ただいま69%オフセール中。
丸っこくて柔らかい印象の女性的なシグネチャースクリプト。字形がくっきりしておらず、流動的で平たくかなりラフだが、それでも一応可読性は確保しているところがなかなかすごい。アセンダーやディセンダーのループは大きめで、これが全体の印象を柔らかくしている。アップライトは Regular と Bold の2ウェイトあり、傾きが強い Italic もある。よく似合うテイストのイラストアイコンフォントもあり、それとは別に Illustrator データでのロゴレイアウトもある。
本日はチェコの劇作家、カレル・チャペック Karel Čapek の誕生日(1890)。この人は R.U.R. という作品の中で初めて「ロボット Robot」という言葉を生み出したことで有名。という事でこちらのフォントを紹介。レトロテイストのコミカルなロボットアイコン集。全身揃ったものはもちろんのこと、頭、胴体、腕、足がバラバラになったものもあって、これらを組み合わせてオリジナルのロボットを作ることも可能となっている。組み合わせは200万通りだそうな。さらには顔のパーツがバラバラになったものもあり、これでオリジナルの顔も作れる。全身のものはフレームを持ったものがあって、ここに文字などを入れることが可能。
ヴィンテージ感のあるセリフドゴシックディスプレイ。太めのウェイトで、基本は直線的でありながら、部分的に植物的なニュアンスのあるふにょっとした曲線で構成されているのが特徴的。スワッシュオルタネートも多数用意されており、そのスワッシュもストロークと同じ太さのものと、抑揚の付いたものがある。それとリガチャーが20種ほど。大文字のみだが傾斜した Slanted バージョンもあり。名前は調べたがあちこちの国にこの名前が地名としてある。元の英国領に散らばってるので、どうも英国由来の名前らしい。意味は不明。ゲール語か…?