W杯でドイツが韓国に負けるという大波乱が起き、まさかの予選リーグ敗退という事態を記念し(笑)ドイツ感丸出しのブラックレターを紹介。いろんなスタイルが集まったファミリーで、サンプルの2行目にあるようなほぼモノラインの珍しいタイプの他、普通のカリグラフィックな Oldstyle(1行目)、そのフチがややボケたような Blur、角を落として丸くなった New Round、いわゆる袋文字に影が付いた Shadow、フィルがハッチングタイプの Grey などなど8種類。名前のフリードリッヒスフェルトとは作者の住んでいる所の近くにある小さな街の名前だそうで、1912年までプロイセン王国の一部だったとか。今夜日本と対戦するポーランドもかつてはプロイセン王国の一部。予選敗退は確定してるようだが、消化試合とはいえ名誉をかけて全力で来ると思われる。なんとか勝ってくれ、ジャパン!
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すっきりして読みやすいややヒューマニスト寄りのジオメトリックサンセリフ。ストロークに抑揚がある Contrast と、モノラインの Linear の2種がある。ジオメトリックでコントラストがあるのは結構珍しい。a は1階建てと2階建て、4 は閉じたものと開いたもの、J はフックの大きさが2種のオルタネートがある。イタリックはオブリークタイプ。6ウェイト。
ラグジュアリー感あふれるモダンローマンとダイナミックなブラッシュスクリプトのデュオ。スクリプトは大文字と小文字の大きさに比較的差があるタイプで、ループも大きくダイナミックだが、全体的にはソフトタッチであくまで柔らかい。フィルがソリッドなものとラフにかすれてるものの2種がある。対してモダンローマンの方はかなりコントラストが強めの Didone なタイプで小文字はない。双方とも最近の書体としてはグリフ数が少ないが、その分かなりお安め。見た目の高級感とはギャップがあるが(笑)、見ての通りハイファッションな用途に合うだろう。
19世紀ヴィクトリア朝のイニシャル。植物的なオーナメントが施された非常にデコラティブな書体で、そのままでも使えることはもちろん、パーツ毎にも分かれており、色分けして重ね打ちすることで彩色することが可能になっている。これで文を組もうとする人はいないとは思うが(笑)、一応言っておくと1文字のみでの使用が想定されている。ドロップキャップスやロゴ、カードやTシャツに1文字だけ、とかに使用できるだろう。
本日『ボウリングの日』だそうなのでこちら。ぶっといアメリカン60’sテイストあふれるブラッシュスクリプト。Pro 版は1500ものグリフがあり、当然スワッシュも豊富で、かなりのバリエーションの文字組みが楽しめる。普通のストロークのレギュラータイプと、あちこちにティアドロップが付いた Ball というタイプの2種がある。サンプルは Ball の方。
本日は世界的に『国際ヨガの日』だそうなのでこちらを。ややシステマチックに寄った、コリッとした感のあるヒューマニストサンセリフ。ヒューマニストでありながら手の感じが薄く、どっちかというとジオメトリックな雰囲気を持った書体である。本文用として設計されており2ウェイトしかないが、可読性は至極良好。同じ骨格のセリフ版・FF Yoga もあり。
本日はマッサンことニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝の誕生日(1894)。てなワケでこちらを紹介。ヴィンテージ感あふれるミクスドディスプレイ。太めなセリフドゴシックの Barley(大麦)と、コンデンスなサンセリフの Wheat(小麦)の2種。それぞれフィルがラフな Aged と、フチがラフな Rough がある。どちらにも小文字はなく大文字のみ。実はスコッチを e なしの whisky、アメリカ産やアイリッシュを whiskey と綴り、スコットランドで学んだマッサンのためには whisky の方を紹介すべきだったのだが、2015年に紹介済みだった(笑)。
ちょっとポップな雰囲気を持った、柔らかいイメージのジオメトリックサンセリフ。いい意味で緊張感のないゆるゆるな書体で、ごく目に優しく読みやすい。オルタネートが豊富でスワッシュの付いたものがもちろんあるが、R のレッグの形が違ってたり、n の最初のストロークにフックが付いてたりと、間違い探しレベルで微妙に違うオルタネートも用意されており、長文にもちょっとした変化をつけられるようになっている。ウェイトも9つあってファミリー展開も豊富。名前はなんと発音するのかは知らない(笑)。
最近やたら Monotype が推してくるので紹介。Bodoni と双璧をなす、昔からあるスタンダードなモダンローマン。元は19世紀初頭にドイツのタイプデザイナー、Justus Erich Walbaum が Didot や Bodoni を参考に制作したもので、元々デジタル版もあったが、つい最近リニューアルされた模様。ファミリー展開が大幅に増えてオプティカルになり、書体名に 06pt, 12pt, 18pt, 60pt, 96pt と付いていて、それぞれそのサイズに合ったデザインとなっている。18pt 以上はウェイト展開が豊富になる。他ディスプレイが2種とオーナメントが付き、計69種とビッグファミリー。ただいま75%オフセール中で、5,000円ちょいですべて入手できる。買うなら今!だけど Monotype サブスクリプションにも入っている。
軽くてかわいらしいシグネチャースクリプト。普通の人がペンでラフに書いたようなスクリプトで、傾きはなくアップライト。ストロークはやや「かすれ」などが再現されている。グリフは1300ほどもあり、なかなか使いごたえがある。スワッシュが別に用意され、自由に使えるもののほか、行頭に適した Initial、行末に適した Final がある。1ウェイトのみ。名前のボウタイは俗にいう蝶ネクタイの事。元々ファミリーパックで1,800円ほどとかなり安いが、それが今は50%オフセール中。