筆者が独断と偏見で選んだおしゃれでかっこいい英語フォント(欧文書体)をほぼ毎日1書体ずつ紹介しています

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必見! お薦めのタグ7選

Seaker

Seaker

本日はアイルランドのお祭り、聖パトリックの祝日(St. Patrick’s Day)ということでこちら。カリグラフィー風味を多分に含んだディスプレイローマン。通常のモダンローマンに古いカリグラフィー書体であるアンシャル Uncial またはインシュラー Insular 風味を加味した書体で、ここまでシックかつエレガントにうまくデザインされてるものは珍しい。通常はどこか素朴な感じになってしまうのだが、こちらはモダンで大変優雅。普通にブランディングに用いて問題ない仕上がりである。大文字のみだが各字にオルタネートが用意されている模様。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2021
Designer(s)
Publisher

Kreis

Kreis

本日は『円周率の日』ということでこちら。ドイツ語で「円」を意味する名を持つディスプレイ。直線と 1/4 円弧を用いてデザインされた書体で、プロポーションは正方形を用い、カウンターを工夫することで文字として成立させている。先日の Cubo と同じく、駆け出しデザイナーが作りそうな書体だが(笑)、こちらもちゃんとフォントとして仕上げている所が素晴らしい。ウクライナ産で、キリル文字もサポート。ちなみに円周率はドイツ語では kreiszahl というそうだが、その他のヨーロッパ諸語には「円周率」にあたる単語はないらしい。「アルキメデス数」「ルドルフ数」などというそうだ。意外だった。

Category(s)
Design Date
2022
Designer(s)
Publisher

Cubo

Cubo

とにかく四角いディスプレイ。正方形に収まるよう水平線と垂直線のみでデザインされた書体で、シロウトがテキトーに作ったように見えるが(笑)、やってみれば判るがウェイトコントロールは意外とめんどくさい。ペンツールでグリッドに沿わせるだけではなかなかうまくはいかないのは、デザイナーなら一度はやってみたことがあるので判るだろう。とは言え、ちゃんとフォントにまで仕上げた勇気は買う。通常のタイプと、カウンターに同じ太さのストロークが入った Fill というタイプがある。一番太い Bold Fill などは、日本の法被に入る角字みたいになっている。各8ウェイトずつ。

Category(s)
Design Date
2025
Designer(s)
Publisher

Stefania

Stefania

レトロエレガントなイタリックディスプレイ。ストロークはペンのようなコントラストが付いており、かなり手書きのカリグラフィー的なニュアンスが付いていてとてもエレガントだが、大変ゆったりした大きなカウンターがコロッとしたシルエットになっていてチャーミング。大文字にはちょっとしたスワッシュが付いている。一部の小文字にはターミナルスワッシュの付いたオルタネートがあるが、基本的にはオルタネートはなし。まあでもこの書体はあまり遊ばない方がいいかもしんない。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2024
Designer(s)
Publisher
Fontspring
Set Sail Studios

Qurova

Qurova

グリフが簡略化されたおもしろシンプルなジオメトリックサンセリフ。見ての通り字形(グリフ)が簡略化されており、r などは単体で出されたらとても読めそうもない(笑)。ただこういうのは数文字並べればなんとなくルールが分かって読めるようになるのは不思議である。文を組むのはまったく向いてなく、代わりにロゴなどにはそのまま使えると思う。モダンなようでどことなくレトロな雰囲気を持っていて親しみやすい書体。5ウェイトある他、バリアブルタイプもあり。

Category(s)
Design Date
2025
Designer(s)
Publisher

Cactus Flower

Cactus Flower

本日『サボテンの日』だそうなのでこちら。カジュアルなフリーハンドのレタリングによるディスプレイ。コンデンスなスラブセリフ?をラフにレタリングしたような書体で、一部スワッシュのような曲線がストロークに入っている。なんとなく欧米の絵本などに使われてそうなカジュアルで読みやすい優しい書体である。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2017
Designer(s)

Thatura

Thatura

スタンダードととんがったデザインのグリフが混在したジオメトリックサンセリフ。という感じの書体だが、デフォルトがスタンダードかというとそうでもなく、かといって全部尖ってるかというとそうでもないという中途半端に(笑)グリフが混在している。言ってしまえば FuturaKabel が一緒になったような(禁句か?)という感じ。長文でもロゴやキャッチでも使えるおもしろい書体だろう。ウェイトが5つあるのも使いやすい。

Category(s)
Design Date
2025
Designer(s)
Publisher

Milonia

Milonia

優雅なイタリックディスプレイ。スタイル的にはローマンのイタリック?なのだが、風味としてはスクリプトの要素が強い変わった書体で、スワッシュオルタネートが大変美しい。大文字は特にスクリプト風味が強く、小文字は割と素直な骨格をしているが、ストロークが繋がっていない部分が多くステンシルのようで抜けがよく涼やか。全体的に軽やかでエレガントである。本日は某ココア風味飲料の日らしいので、その名に近い書体を紹介してみた(笑)。1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
2023
Designer(s)
Publisher
1540 Mercator Script

本日は世界地図のメルカトル図法で有名なゲラドゥス・メルカトル Gerardus Mercator の誕生日(1512)だそうなのでこちら。なんとメルカトル、能書家でもあったようで、1540年に Literarum Latinarum, quas Italicas cursoriasque vocant, scribendarum ratio(イタリックまたは筆記体と呼ばれるラテン文字の書き方) という本を著している(びっくり!)。その本から起こしたフォントだそうだ。大変クラシカルな古典的イタリックで(当たり前だ)、印刷の質によるアウトラインの荒れ具合まで再現されている。スワッシュオルタネートやリガチャーも多いが、グリフ数は300弱と少ないため、アクセント記号類が弱いと思われる。とはいえ、日本人が使う分には十分であろう。しかしメルカトルがねぇ…驚いた。

Category(s)
Design Date
2010
Designer(s)
Publisher
GLC

ED Lochaline

ED Lochaline

ライトウェイトのクラッシーなディスプレイローマン(?)。細いモノラインの大きくゆったりしたストロークの端に申し訳程度に微セリフ(笑)が付いた書体で、骨格はジオメトリックかつ大変ゆったりしていて優雅で美しい。大文字のみの書体ではあるが、字幅は2種類、リガチャーが90種以上もあって、文字組みは退屈しない。エレガントではあるが古さは感じず雰囲気はあくまでモダン。名前のロッカラインはスコットランドの地名らしい。1ウェイトのみ。

Category(s)
Design Date
2023
Designer(s)
Publisher
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法 購入方法を note で解説しています。英語でもだいじょうぶ!
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