スッキリしてバランスよく読みやすいジオメトリックサンセリフ。ややヒューマニスト寄りのためか大変目に優しく可読性の良いジオメトリックで、クセがなくスッキリしている。かと思いきや i や j の上部がちょっと欠けており、僅かな特徴だが頻出する文字のためか割と目立ち、おもしろい効果を生み出している。これだけしっかりした書体ながら、グリフ数が少ないのがちょっと残念。3ウェイト。
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ヴィンテージ感のある男性的な雰囲気のディスプレイサンセリフ。太めのサンセリフでプロポーションに通常のものからものすごい細い Ultra Condensed まで4種類ある他、アウトラインにもソリッドな Clean、角が丸くなった Rounded、ややガタついた Rough とあって、組み合わせることでいろいろな表情が生み出せるようになっている。一見男性的だが、ちょっとした工夫でかわいらしい表情も出せるだろう。大文字のみで各種1ウェイトのみ。
本日「なないろ」で『虹の日』だそうなので、火曜日だけどこちら。カジュアルなシグネチャースクリプト。細めのモノラインのストロークに、柔らかいカーブが多用されたグリフをしていて、シグネチャータイプとしては結構かわいらしい部類に入るだろう。小文字が小さいタイプだが、グリフは割とはっきりしていて読みやすい。リガチャーがほんの少しあるだけで、オルタネートが全然ないのが残念。1ウェイトのみ。
本日は『ブルーベリーマフィンの日』らしい(なんのこっちゃ)ので、そのものズバリのこちら。実にテキトーな(笑)ハンドライテン。サインペンでラフに書いただけのような書体で大変カジュアルで、全体的にコンデンス。大文字のみだが、小文字部分にはオルタネートが割り当てられており、スワッシュなども付いていて、退屈な文字組にはならないようになっている。カフェや雑貨などに意外と使い勝手が良さそう。1ウェイトのみ。
素朴で読みやすいヒューマニストサンセリフ。1930年製作と古い書体で、Futura のようなジオメトリックが急激に人気が出てきた頃に、それに反発して作ったそうな(笑)。古代の碑文や手書き写本の書体からヒントを得たそうで、なるほど古いグリフをしている。ストロークはほぼモノラインで、ストロークの端にほんのり小さなウェッジ型のセリフが付いているが、ほんのり過ぎてフレアセリフのようにも見える。イタリックはさらに手書き風味が強くなり、またあちこちクルッとカールしているのが特徴的。スモールキャップスやオールドスタイル数字もあってなかなか使い勝手も良い。4ウェイト。
本日は『Blueberry Day』らしいのでこちら。カジュアルなハンドライテン。細めのモノラインストロークで、グリフはややダイナミックながらそんなに崩れておらず可読性はそんなに悪くない。シグネチャースクリプトといえなくもないかなというスタイルで、かわいらしくもカッコよくも見える。オルタネートは全然ないっぽいのが残念。1ウェイトのみ。
レトロ要素が強いジオメトリックサンセリフディスプレイ。作者は’80年代にアタリ(アメリカのゲーム機)にハマったゲーマーだったそうで、往時の雰囲気を持った書体である。かわいらしいグリフをベースに、右が欠けた T、右や左に極端に傾いた A や W など面白いオルタネートがあって、ユニークな文字組が楽しめるようになっている。普通にポップなロゴとして使えそう。普通のソリッドなタイプと、アウトラインがややガタついて角が丸くなった Rough の2種があり、それぞれに2ウェイトずつ。
本日は俳優トム・クルーズ Tom Cruise の誕生日(1962)。代表作『トップガン』は空軍の話と思われる事が多いが実は海軍(Navy)なのでこちらを紹介。名前は「老海兵」といった意味だろうか、ステンシルタイプのディスプレイである。軍隊や運送業関係で多用される書体で、実際は文字の入った型紙を機体やコンテナに当ててスプレーでプシュッと吹き付けて文字を書く。文字がよれたり、O などの閉じた文字はそのままだと中が抜けてしまうのを避けるために文字の一部を欠いており、それを再現している。アウトラインはラフでガタガタしており、フィル(塗り)はマットなものとかすれた Print の2種がある。小文字はナシ。
ちょっとおもしろいオルタネートを持つジオメトリックサンセリフ。基本はxハイトが大きめでスタンダードなグリフのジオメトリックサンセリフだが、見ての通り滴というか葉っぱというか、その辺の形をベースにしたオルタネートを持っている。背景の爽やかなグリーンから、やはりその辺の用途をイメージしていると思われる。エコやスポーツなどの商品ロゴに最適だろう。イタリックもあって5ウェイト。
繊細でカジュアルなモダンスクリプト。グリフ違いはオルタネートではなくフォントファイルが分かれており、それぞれに「花嫁」「花婿」「指輪」などの名前が付いて9種類あり、それぞれにやや傾いたオブリークバージョンがある。正直違いは微妙すぎる気がする(笑)。それとは別に行頭と行末向けのスワッシュバージョンが1種ずつ。おそらくは Word などでも使いやすくするためにオルタネートにはしなかったのだろうと思われる。ジューンブライドにどうぞ。