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Tag: #classic

SFPL

SFPL

新年一発目は恒例『石の日』で Sumner Stone の書体を紹介。エレガントでスタンダードなオールドスタイルローマン。サンフランシスコ公共図書館 San Francisco Public Library のために作られたもので、そのイニシャルが名前になっている。至ってマジメな書体で、威厳が感じられる堂々とした雰囲気がある。ただしファミリー展開は乏しく、Regular と Bold の2種のみで、Bold はイタリックもないという淋しいもの。あまり使用範囲を広く想定してないのだろう。

Category(s)
Design Date
2007
Designer(s)
Publisher

Caravela

Caravela

随分変わったデコラティブなディスプレイ。見ての通り、大文字イタリックのスワッシュオルタネートのみ、というような書体である。各字スワッシュには数種あるようで、中には別の字とスワッシュで繋がっていたりする。ゴージャス感はあるが見出しでもなかなか厳しい書体で、ロゴぐらいにしか使えなそうだが、ロゴにしても採用されるかどうかはまた微妙である(笑)。ただし筆者は大変好みで、いつかどっかのクライアントにゴリ押ししたい。1ウェイト。本年はここまでよいお年を~。

Category(s)
Design Date
2020
Designer(s)
Publisher

Santa Claus

Santa Claus

クラシカルなブラックレター。そもそもブラックレター自体クラシカルなんだけど(笑)、こちらは中でも古いスタイルで、大文字がロンバルディック・キャピタルになっている。なんでこれが古いかというと、手書きのブラックレターにはそもそも大文字がなく、近代にフォントになった際に小文字と同じスタイルで大文字がデザインされた、という経緯があるので、大文字がないのが当たり前。そういう意味でこの書体はクラシカルなのである。グリフは結構手書き感が残っている。あとクリスマスにふさわしいアイコン類もあり。

Category(s)
Design Date
2019
Designer(s)
Publisher

Evoque

Evoque

クラシカルでエレガントな本文用ローマン。最近じゃめずらしい正統派だが、アクシスがほぼ垂直に近く、ただオールドスタイルを踏襲したワケではないようだ。’80~’90年代にアップルが使用していた Apple Garamond を参考にしたとある。サンプルはその Apple Garamond に倣ってやや幅が狭いがこれは Narrow タイプで、ほかに普通の幅のものと、これよりもさらに幅が狭い Condensed がある。ほぼすべての文字にスワッシュオルタネートがあり、ディスプレイやロゴとしても使い勝手が良い。どの幅もイタリックがあって6ウェイトずつ。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2021
Designer(s)
Publisher

Hermanz Titling

Hermanz Titling

久々の碑文系ディスプレイ。巨匠ヘルマン・ツァップの書いた文字を基にしたものらしく、確かによく見たプロポーションの大変堂々としたタイトリングである。ただ著作権的にどうなのかはちょっと不明ではあるが(笑)、まったくそのままのトレースではないらしい。オルタネートがちょっとだけあり、Y のアームが曲線になったもの、幅広になった Z、活字風になった &(デフォルトはカリグラフィー風味がある)などがある。小文字はなくスモールキャップス。1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2021

Blosta

Blosta

最近流行りの変形モダンローマンディスプレイとスクリプトのデュオ。双方とも細いウェイトの繊細な書体で、モダンローマンの方は大文字のみだが、どれも変わったグリフでおもしろい。G に小文字の2階建て形を採用してるのが変わってる。リガチャーも豊富にあり。スクリプトの方はクラシカルなカッパープレートで、こちらもスワッシュオルタネートがある。双方とも1ウェイト。

Category(s)
Design Date
2021
Designer(s)
Publisher

Noris Script

Noris Script

本日はドイツのタイプデザイナーでカリグラファーのヘルマン・ツァップ Hermann Zapf の誕生日(1918)。氏の書体は Palatino や Optima 等が有名だが、あまり知られてないこちらを紹介。氏の作風の特徴がよく出ているカリグラフィーイタリック。Zapfino とは違いかなりおとなしめだが、カリグラファーにはペンが複雑に動いていることがよく解ると思う。アウトラインはかすれも再現されており、結構リアルである。グリフ数はオルタネートもなく400弱と少ないが、その分安いので、カリグラファーは買って拡大して教材にするのもいいと思う。名前の Noris は、氏の生まれ故郷のニュルンベルクのラテン語名だそうだ。

Category(s)
Design Date
1976
Designer(s)
Publisher

1522 Vicentino

1522 Vicentino

本日は「いい字(112)」という事で『書道の日』『習字の日』らしい(強引)。というワケでこちら。古典的なカリグラフィーイタリックをフォント化した書体。イタリアの Ludovico Vicentino degli Arrighi が1522年にカンチェッレレスカ(cancellarescha イタリック)の書き方を著した Operina という本から起こしたものである。グリフは歪んでいてアウトラインはキレイに整理されておらず、インクのにじみなどもそのままに再現されている。特徴としては傾きがだいぶ緩やかで、大文字はスワッシュのないものはほとんど直立していたりする。コントラストも弱めで、現代のものとは結構違う。実はこの本は邦訳されており、『美しい痕跡』というイタリアのカリグラファー、フランチェスカ・ビアゼットン氏のエッセイ集に付録として収められている。全ページのコピーも掲載されているので、手本としても重宝するだろう。

Category(s)
Design Date
2011
Designer(s)
Publisher
GLC

Zouk

Zouk

近代的で割と真面目なブラックレター。スタイルとしてはだいぶ時代が下った18~19世紀ぐらいのもので、スワッシュオルタネートが豊富にある。画像のように細いものから太めのものまで様々で、総グリフ数は760ほど。カリグラフィーをやっている者にはお馴染みの書体だが、フォントとしては最近じゃあまり需要もなく、新しく作られる事も少ない。なのに作った事は評価したい。元々2,000円弱だがただいま30%オフセール中。日本ではヘビメタやゴスロリのイメージが付いてしまっているが、欧米ではクリスマス向けによく使われる書体なので、今のうちに買っておくと良いだろう。

Category(s)
Design Date
2021
Designer(s)
Publisher

LaFarge

LaFarge

クラシカルな正統派オールドスタイルローマン。ニューヨークの地下鉄にあった20世紀初頭の古い書体にインスパイアされたとある。コントラストが若干弱めでセリフも少し角が丸く、xハイトが小さい。小文字は Bookman や Chelthenham、Della Robbia などの古いソフトセリフを参考にしたとある。最近じゃ珍しいクラシカルなタイプである。この雰囲気によく似合うボーダーオーナメントもファミリーにあり。イタリックもあって7ウェイト。ただいま50%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2021
Designer(s)
Publisher
海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法
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