クラシカルなスクリプトとローマンのデュオ。スクリプトの方はカッパープレートタイプで、控えめなスワッシュオルタネートとフローリッシュが付属。ローマンの方はコントラストの強いオールドスタイル(トランジショナルかも)で大文字のみ。個人的には全体的になんとなく権威的で英国ぽい雰囲気があるかなという印象。高級ブランド、女性だけでなく男性向けにもよく似合うだろう。名前は「議会」の意で、やっぱその辺に合うかな。それぞれ1ウェイトのみ。
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本日は「黒」に関する日がいっぱい制定されてるので、「黒い正方形」という名の書体を紹介。繊細で品の良い正統派本文用オールドスタイル。説明文がまったくなく、「どういう経緯で作られたのかは謎」となっていて正確な製作年も判らない(笑)。Garamond 風のエレガントな雰囲気があり、オールドスタイル数字やスモールキャップも備えており、本格的な長文にも耐えうる。4ウェイト。
ちょっとクラシカルな雰囲気もあるラグジュアリー感あふれるヘヴィウェイトのモダンローマンディスプレイ。まあまあスタンダードなグリフにちょっとした一捻りが入っている程度で、最近流行りの変形タイプではない。小文字にリガチャーがそこそこ用意されている。大文字は T にのみいくつか。1ウェイトだが、「Black」と名前がついているのでひょっとしたらウェイトバリエーションが増えるのかもしれない。
カッパープレート風味のゴシックディスプレイ。モノラインのサンセリフに小さなセリフが付いていて、身も蓋もないを言えば Copperplate Gothic に小文字を加えたものという感じなのだが(笑)、グリフがちょっと角ばっており、Eurosteil 風味もあるかなという感じ。さらに珍しいことにオブリークタイプの Italic もある。名前は… 目黒…? 5ウェイト。なぜか 8.24 現在 MyFonts ではパッケージが不備でファミリーが揃ってないようなので、購入する時は問い合わせて欲しい。
最近じゃめずらしいクラシカルなカッパープレートスクリプト。ストロークの端にティアドロップが付いているのが特徴。大文字のベースライン付近だけに付くのが一般的だが、これはもうあちこちに付いている。もちろんスワッシュオルタネートは豊富。なはずだがグリフ数は400しか確認できず…サイトのバグかな? Bold と2ウェイト。ただいま50%オフセール中。
クラシカルでデコラティブなディスプレイ。コンデンスなモダンローマンをベースにインラインされた、20世紀初頭に見たような古風な書体である。大文字のみだが、キリル文字もサポートしている。スワッシュオルタネートはなく、作例にあるようなオーナメントは残念ながら付属せず。ソリッドなフィルでスワッシュオルタネートやリガチャーがある Aquatory、小文字がある Aquatory Serif も別ファミリーにある。ちなみに作者はウクライナ人だそうだ。
繊細なディスプレイローマン。ライトウェイトのオールドスタイルローマンをベースに、一部グリフがちょっと変わっているが、最近の変形ディスプレイほどではなくちょっとしたアクセント程度で留まっており、全体的に大変品よくまとまっている。小文字にはリガチャーと控えめなスワッシュの付いたオルタネートがちょろっと。イタリックと2スタイル。
本日は1969年にアポロ11号が月面着陸した日だそうな。降り立った「静かの海 Sea of Tranquility」にちなんでこちら。正統派本文用オールドスタイルローマン。ややライトウェイトの端正で美しい書体で、とにかく真面目で遊んだところがなく、「平静・平穏」の名にふさわしい。ルネサンス期の雰囲気をよく持っている。スモールキャップスとオールドスタイル数字もあり、本文組で困ることはないだろう。3ウェイト。
ちょっとアール・ヌーヴォー風味のあるディスプレイ。グリフが大変クラシックながらステムはほぼモノラインなので、そこまで古めかしい感じはしない。セリフはウェッジ型のものがちょこんと付いている。てっぺんにバーが乗った A やカーブした E、下部が膨らんだステムのある U などがヴィンテージ感があって大変筆者好みである。1900年前後に英国で活躍した装丁家の Albert Angus Turbayne のデザインした書籍のタイトルから起こしたものとの事で、この名が付いている。大文字のみで1ウェイト。
クラシカルなモダンローマンディスプレイ(どっちやねん)。O のアクシスの付き方がオールドスタイルだが、全体のコントラストはモダンローマンのそれなのでモダンローマンとしておく。全体的に少し古さを感じさせるクセがあり、それがクラシカルな雰囲気を醸し出している。傾きの強いイタリックがあり、グリフもカリグラフィックでエレガント。リガチャーがイタリックにごく少数あるだけで、スワッシュなどは皆無の潔い書体である。作例のようにイタリックとアップライトを混ぜて使うのもおもしろいだろう。