本日はかのモーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart の誕生日(1756)というワケでこちら。非常に優雅でクラシカルなカッパープレートスクリプト。これぞカッパープレート、という正統派なタイプで、オルタネートもかなり用意されている。タイプがあって、レギュラーの他、ヘアラインがやや太めになった Ext、Word など異体字切り替え機能のないアプリのための CutOff があり、それぞれに4ウェイト用意されている。また字間が微妙に違うタイプも4種あり。リレーションのあるスクリプトは字間を調整すると繋がらなくなってしまうので、こういう配慮はありがたい。こんなにすごい書体がパックでたったの $30 とは驚きである。買って損はないが、使いこなすのも技術がいるだろう。手強い書体である。
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現在 MyFonts にて2022年に発売されたフォントのベストセラー25書体を「Best New Fonts of 2022」と題してセール中なので、その中からこちら。最近流行りのゴージャス感のある変形ディスプレイ。コントラストの強いウェッジセリフをベースに、グリフのあちこちが変形している書体である。見ての通りクセが強めな変形が随所に見られるが、一応スタンダードなグリフもオルタネートである場合もあるので、やりすぎと感じたらそれらを使って抑えることもできる。5ウェイト。ちなみにこちらは8位で、1位は和文書体の Shorai Sans。
本日はかのミシュランタイヤの創業者、アンドレ・ミシュラン André Michelin の誕生日(1853)ということで名前が同じこちらの書体を。モノラインのエレガントなスクリプト。グリフはクラシックなカッパープレートを踏襲しており、字幅がタイトめできちんと揃っているが、xハイトはかなり大きめ。スワッシュオルタネートが豊富に揃っており、文字組みが単調にならないようになっている。直線的なスワッシュ(というかほぼアンダーライン)がファミリーに付属している。1ウェイトのみ。
本日はトロイ遺跡を発掘したシュリーマン Johann Ludwig Heinrich Julius Schliemann の誕生日(1822)ということで、名前の似てるこちら。リガチャーが特徴的なフレアセリフディスプレイ。エレガントなグリフのフレアセリフをベースに、スワッシュを利用したリガチャーが大文字小文字両方にかなりの数用意されていて、おもしろい文字組が楽しめる。品が良く女性的なので、その辺の用途にどうぞ。1ウェイトのみ。
本日『いちごの日』らしいのでコチラ。ウエストがキュッと絞られた伸びやかなステムを持つディスプレイローマン。コントラストが強く、全体的に大きなフレアを持つステムが特徴で、スワッシュの付いたオルタネートを持つ。スワッシュはグリフの一部が伸びるというよりは後付けされたようにあまり一体化はしていない。全体的にガーリーな雰囲気を持っている。小文字はなく、大文字のグリフの方にスワッシュ付きが入ってるといった感じ。1ウェイトのみ。
ちょいーと早いがハッピーニューイヤーという事でこちら。アール・デコ風味のディスプレイ。基本は幾何学的でコンデンスなアール・デコスタイルで、ストロークの太い部分はフィルではなくマルチラインになっている。レギュラーとは別にスワッシュの付いたオルタネートが3種類あって、他にフローリッシュやイラストが入ったものもファミリーにあり、ハデに組み合わせて楽しめるようになっている。小文字はなくスモールキャップス。皆さま佳いお年をを~。
キラキラの星くず飾りの付いたスクリプト。細めの筆ペンでラフに書いたようなスクリプトで、さほどコントラストやコネクションもなく、カリグラフィーではなく普通にただ書いたようなグリフで、大文字にはストロークの途中にキラキラした星型の飾りが付いている。小文字は一部リガチャーがあって多少スクリプトっぽい文字組みができるようになっている。飾りのない Clean というタイプもあるが、こっちを使う意味はあまりない(笑)。メリークリスマス。
変形度合いが弱めな変形エレガントディスプレイ。最近流行のタイプだがさほど変形しておらず、まあまあ読みやすいスッキリしたタイプである。リガチャーやオルタネートが全然ないのが潔く、その分迷わずサッと使えるだろう。3ウェイト。
ヴィクトリア朝風味あふれるゴシック/ブラックレター。Old English スタイルのだいぶ時代が下った頃のタイプで、かなりデコラティブ。カリグラフィーの要素が入っており、スワッシュオルタネートやリガチャーがかなり豊富で、バリエーション豊かな文字組みが楽しめる。クリスマスにもよろしいかと。1ウェイトのみ。
シックなモダンローマンのオープンフェイスディスプレイ。しっかりしたスタンダードなグリフのモダンローマンをベースに、大変控えめなスワッシュの付いたオルタネートと、これまた「リガチャーか?」と思うぐらい控えめな(笑)リガチャーが数種ある。ウインターホリデー向けの書体は子供向けのポップなものが多いが、これは実にシックで大人向け。Christmas Display とはあるが、もちろんそれ以外の時期でも使えるだろう。1ウェイトのみでイタリックもなし。