シックかつ可愛らしい横長のハンドライテン。ちゃんと訓練したカリグラファーがラフに文字を書いたような感じのカジュアルなスクリプトで、全体的に横長だが、各文字のグリフが結構可愛らしくて筆者の好きな書体である。ドイツのカリグラファー Karlgeorg Hoefer が1968年に発表した Elegance という書体をベースにしたとある。やや古い書体なので、オルタネートがないのがちょっと残念。なぜか発売元の Canada Type のサイトでは見当たらない可哀想な書体なので(笑)紹介してみた。1ウェイトのみ。
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本日11月の第3木曜日でボジョレー・ヌーヴォーの解禁日。ということでボジョレーの名を持つこちらを紹介。ラフでアップライトなブラッシュスクリプト。以前にも同名のスクリプトを紹介したが、まあ似ている(笑)。ただ以前のものに比べ、こちらは一本のストローク自体にコントラストがついており、特に起筆部分に大きな墨だまりが出来ているのと、全体的に通常とは逆のやや左に傾いているのが特徴だろうか。1ウェイトのみ。
結構リアルめなシグネチャースクリプト。横方向への流れが重視されており、上下への凹凸は最低限。お陰で可読性はよくないが、それっぽさは強く出ている。とはいえ実際書いてみれば分かるが、こんなに一定の字間で抑制を効かせて書くのはなかなか困難で、本当はこううまくはいかない。読みづらいので店の看板にはあまり勧めないが、雰囲気はとてもかっこいいので、アパレルブランドとかに良さそうである。この下にサンセリフで小さく「PARIS」とか書けばそれだけでロゴが出来あがるだろう(笑)。1ウェイトのみ。
3日連続スクリプトで申し訳ないがこちら。非常に繊細でシックなモダンスクリプト。上下に大きく動く割に字幅がタイトなのでカーブが鋭くなり、傾きも強いのだが、わずかにコントラストの付いたかなり細いストロークのせいか全体的にはフェミニン。スワッシュはなさそうだがリガチャーはそれなりにある模様。スクリプトではないいわゆるブロック体の大文字のみのものもファミリーにあり。この書体に似合う、スピリチュアルで繊細なイラストも EPS と PNG で付属している。
本日は『デニムの日』だそうなのでこちら。ストロークがステッチになったディスプレイスクリプト。まあそれだけと言えばそれだけなのだが(笑)、意外となかったタイプである。あまり需要はないかもしれないが、たまにはこんなので遊んでもよろしかろう。多くはないが、ちょっとしたスワッシュオルタネートやリガチャーもある模様。名前はいわゆる「オーダーメイド」のことである。実はオーダーメイドは和製英語で、英語ではこういう。1ウェイト。
本日『プリンの日』らしい。プリンに欠かせないのはカラメル、という事で(強引)こちら。ラフでスピード感のあるシグネチャースクリプト。xハイトのかなり小さいダイナミックなタイプではあるが、小文字はほぼベースラインに沿っており、統制が取れている。大文字にはないが小文字にはオルタネートやリガチャーが多くあるのもお約束。割りと男性的かなという感じ。1ウェイト。
本日『カナダ・メープルの日』だそうなのでこちら。ちょっと前にリバイバルしたレトロなボタっとしたソフトセリフ。20世紀前半頃に誕生したスタイルで、代表格は Cooper Black だろうか。こちらは現代的に進化しており、ちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある。数年前になぜかちょっとだけ流行り、いくつか新作が出たのだが、製作年を見ると結構出遅れたなという印象(笑)。1ウェイトのみ。
信じようが信ずまいが10月がスタートしたので挨拶しましょう。かわいらしくカジュアルなモノラインスクリプト。グリフが結構暴れててラフではあるが、ストロークのせいか結構かわいらしい雰囲気の書体。大文字のオルタネートはないが、小文字にリガチャーが50種以上あって、文字組みのバリエーションが楽しめる。画像のアップライトの他、やや傾いたイタリックバージョンもあり。他、なにやら Single Line というバージョンがファミリーにあるようだが、グリフが確認できないのでどういうものか不明。
なんか最近やたら勧められるので紹介。レトロなモノラインスクリプト。20世紀中盤ぐらいまでのスタイルで、派手さはなく全体的に丸っこい。大文字にオルタネートはなく、小文字のスワッシュオルタネートもかなり控えめで、個人的には正直あんあまり…(笑)な書体である。i や j のドットがハート型なのか V 字型なのかちょっと判別がつかないが、そういう風になっているのが特徴。全体的にガーリーな雰囲気があるのでその辺にどうぞ。3ウェイト。
レトロなサンセリフディスプレイ。やや太めでコンデンスなジオメトリックサンセリフで、一部の文字にはにゅよっと伸びるスワッシュオルタネートがある。母音にはやや小さくなった上付きおよび下付きのオルタネートがあって、スワッシュを避けられるようになっている。アウトラインの角が丸くなっていて、それが優しい雰囲気を醸し出している。オーガニックな雰囲気がカフェやキャンプ用品などに似合うだろう。小文字はなく1ウェイトのみだが、アウトラインバージョンがあり。