これでもかというぐらいリガチャーだらけのディスプレイローマン。碑文系っぽい(けど違う)大文字ローマンに、見ての通り鬼のようにリガチャーが付属しており、最大で5文字が合体しているものもあり、総数は600近い。元々ややグリフが変わっており、そのまま組んでもスペルによってはおもしろいだろう。普通はちょっとしたアクセント程度で使うものだが、これに関してはやれるだけやってみてもいいかも。1ウェイト。
Archive: 2022
スタイリッシュなシグネチャースクリプト。傾きがやや強く、スピーディな印象。シグネチャーの雰囲気をよく保ちながらも可読性も確保しており、あまりグリフは崩れておらず読みやすい。大文字にはオルタネートはないが、小文字にはビギニング・ターミナルスワッシュオルタネートがあり、リガチャーもそこそこ。イメージのアンダーラインのようなスワッシュがいくつか入った Swash がファミリーにある。ただいま30%オフセール中。
レトロ風味のあるややカリグラフィックなディスプレイ。細身の堂々とした碑文系のグリフの書体で、基本はフレアセリフっぽいが、ところどころ鋭い鍵状のセリフが付いている。旧ソ連のブックデザイナー、Solomon Telingater が1959年にデザインしたもので、書体名はここから取られている。同年、ライプチヒで開催された国際ブックアート展にて銀賞を受賞したそうな。キリル文字もサポートされている。1ウェイト。ただいま50%オフセール中。
やけに人気のあるジオメトリックサンセリフの TT Norms にセリフ版が出たので紹介。見たところ骨格はサンセリフ版を踏襲している模様(そりゃそうだ)。セリフはブラケットがなく、わずかに傾斜が付いているもののパッと見はスラブセリフ。少し硬質な印象を受けるが、まぁ骨格には合っているかな。字種は多く、キリル文字を含めて1200以上もある。ウェイトは10ある他、バリアブルタイプもあり。ただいま60%オフセール中。
そういえばこんな季節だったことを忘れていたので紹介。太めのハンドレタリングディスプレイ。コントラストの強めな伸びやかなサンセリフ?にカクカクしたロールや矢印のセリフがちょこんと付いている。ij のドットがジャック・オ・ランタンになっている他、ステムに悪魔のフォークが入ったオルタネートがある。コウモリやおばけ、クモの巣などのアイコン類も豊富で、これひとつでハロウィンポップは賄えるだろう。イタリックと2種。
大変繊細なジオメトリックローマンディスプレイ。極細ウェイトでほんのりコントラストの付いたローマンで、グリフはかなりジオメトリック。LO, SU, OO, OV の4種だけリガチャーがあるが、普通のリガチャーではなく、普通はない繊細な曲線で2字が繋がっている。Q のグリフがたいへん変わってるのが特徴。全体的にシックで大人な雰囲気。大文字のみだが3ウェイトあって、ある程度は小さく使えそう。…いやムリかな。
かわいらしい近代的なジオメトリックサンセリフディスプレイ。できるだけ単純化したグリフがユニークでおもしろく、特に D を左右反転したような a が特徴的。イタリアンアールデコ風味があるなと思ったら、イタリアの駅のサインを参考にしたとあり、名前もイタリア語で「線路」とかその辺の意味らしい。LL だけリガチャーがあるのがちょっとおもしろい。スタートアップのサービスやプロダクトなどによく似合うと思う。オブリークタイプのイタリックもあって3ウェイト。角が丸くなった Binario Soft も別にある。ただいま50%オフセール中。
レトロでデコラティブなセリフドゴシック。Copperplate Gothic のようなモノラインのステムに小さなセリフが付いた書体で、全体的にややコンデンスで、C や O のような丸い字だけ大きく丸くなっている。大文字のみの書体だが、26字すべてにスワッシュオルタネートがあって、変化は付けられるようになっている。1ウェイト。
繊細でシックなフレアセリフディスプレイ。全体的にややコンデンスで、グリフはちょっと手書き風味があって少し拙いというか崩れてるというか、あまりかっちりしておらず、そこが暖かさを醸し出している。イタリックの傾きはかなり緩やかながら、グリフはちゃんとイタリックのものになっている。5ウェイトあって一番太いものでようやく普通の太さになるが、太くなるに連れてコントラストは強くなる。
ぬちょっとしてエレガントなフレアセリフディスプレイ。ゆったりしたフレアセリフをベースに、あちこち大きなインク溜まりのようなものが付いてアクセントになった書体である。見ての通りリガチャーが20弱と少ないがある。ほか、大文字にはアスタリスクのような飾りの付いたオルタネートもあり。エレガントながらも気取りすぎず使いやすい書体だろう。1ウェイト。