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Category: Display

bill display

bill display

本日はフランスの建築家、ル・コルビュジエ Le Corbusier の誕生日(1887年)。てなわけで調べるとこの書体が出てきたので紹介する。同時期に活躍したこの書体の作者マックス・ビル Max Bill (1908–44)とコルビュジエは親交があっただろうけど、この書体そのものとどういう関係があったかは不明。ただ、サンプルにコルビュジエの名前や写真があったもんで(笑)。
こういうのもジオメトリックというのだろうか。O 以外は曲線を排除し、直線のみでデザインされた書体である。Adobe Illustrator を使用するグラフィックデザイナーの7割ぐらいは、一度はこういうロゴを作ったことがあるだろう(笑)。それぐらい単純で誰でも思いつくスタイルなのだが、こうしてちゃんと書体化する所がエライ。線を太くすると鋭角部が仮想ボディをはみ出したりして結構めんどくさいからね。16ウェイトもあるビッグファミリー。レトロSFなどにどうぞ(限定的やなー)。

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Design Date
2015
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Caffe

Caffe

ロンドタイプの可愛らしい活字スクリプト。元はブダペストのカフェのためにデザインしたものをフォント化したものだそうである。キャップハイトがかなり大きく、スクリプトなのに字間が広めに取られてて、ゆるい雰囲気が現代にマッチしていると思う。6種類のタイプがあり、一番コントラストが強い Cappuccino が普通のカリグラフィーブロードペン、やや太めの Pastry がフェルトペン、ぶっとい Lemonade とエッジがギザギザの Tobacco が筆でデザインした(風な)とある。Poster はポスターや看板用途に合うようにやや太めにデザインされており、それに線を入れた Poster Inline がある。

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Design Date
2009
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Quimby

Quimby

カッパープレート風味のあるセリフドゴシック。デトロイトのいろんな看板にインスパイアされたとある。Copperplate Gothic に似ているが、ウェッジ wedge と呼ばれるタイプの鋭いセリフが付いている。字幅は Copperplate Gothic に比べて細め(つまり普通)。小文字はなくスモールキャップスだが、上付き用と下付き用のグリフがある他、接続詞がちょっと小さめのサイズでアンダーライン付きで組まれたキャッチワードのグリフがある。めずらしくイタリックもあり。1ウェイト。

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Design Date
2011
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WildFire

WildFire

名前の豪快さとは裏腹に可愛らしい丸ゴシック。先端が丸いだけではなく、あらゆるコーナーにRが取られており、アルファベットのビスケットのような印象の書体である。大文字のみで、スワッシュの付いたオルタネートも一部の文字にしかなく、アクセント記号は皆無。括弧類もまったくなくて総グリフ数75という潔い書体である。完全にロゴ用途に特化してると言っていいだろう。もちろんその分$19と安くはある。ワイルドだろ~?(古い)

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Design Date
2015
Designer(s)
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Lovingly Friends

Lovingly Friends

手書き風ながらもちゃんとレタリングされているミクスドファミリー。アップライトのモダンカッパープレートスクリプトとサンセリフ、それとセリフの3種あって、それぞれに影やアウトライン、フィルなどがあるが、MyFonts が最近調子悪くてきちんと見本を表示しないので(笑)、詳しいことはPDFで見本が配布されているのでそちらを。サンセリフはややフレアセリフ気味。サンセリフとセリフはややぼったりしているかなという感じで、全体的にはやや緩めながら、完全にラフではなくちゃんとコントロールされている。ただいま80%オフセール中と大変オトク。

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Design Date
2017
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Marseille

Marseille

アール・デコ調のディスプレイ。軽いウェイトのジオメトリックサンセリフで、大変可愛らしい書体。半円の幅を調整せずそのまま使用しているので、字によって字幅が結構異なるが、それがそのままアクセントになっていておもしろいだろう。オルタネートはほとんどないが、アクセント記号はまぁまぁフォローしており、200言語に対応しているとある。作例に「サボン・ド・マルセイユ」とあり、そういう有名な石鹸があるが、これ別に商標ではない模様。フランスのマルセイユ地方の伝統的な製法によって作られた石鹸の事らしい。ちなみに作者の Louise Fili はアメリカのグラフィックデザイナーで、タイポグラフィに関する本を多数出版している。

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Design Date
2017
Publisher

Space Colony

Space Colony

本日は宇宙の日。’92年、毛利衛さんがアメリカのスペースシャトル・エンデバーで宇宙へ飛び立った日だそうなのでこちらを紹介。昭和SFを思わせるレトロなディスプレイ。幅広のジオメトリックで字形は余分な所を極力省いており、角は大きめにRが取られている。なんで昔は「未来」っていうとこういう書体が用いられたのだろう。不思議である。作者は Yasashii と同じ方。6ウェイト。

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Design Date
2012
Designer(s)
Publisher

Linna

Linna

大文字のみのディスプレイローマン。通常このタイプはローマンキャピタル系のものが多いが、こちらはトランジショナルと呼べるだろうか。それもやや機械的なアメリカンな印象があるローマンである。見ての通り長いスワッシュの付いたオルタネートと、ちょこんとしたティアドロップが付いたオルタネートが入っている。あとリガチャーもちょろっと。ヘアライン部が完全にすっ飛んで消えてしまっている Stencil というタイプもあり、こちらの方が視覚的にはおもしろいだろう。作者はアフリカ系ブラジル人。そう言えばタイプデザイナーにアフリカ系はあまり見かけない。何でだろう?

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Design Date
2016
Designer(s)
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Kiwi

Kiwi

本日は9.1でキューイチ→キューイ→キユゥイ→キィウィという事でキウイの日だそうな(強引)。っつーワケでこちらを紹介。ポップなスラブセリフディスプレイ。ベースラインもテキトーで、あんま考えることなくグイグイデザインしていった感じがするが、線の太さはほぼ揃えてあってバランスもよく取れており、実は高度なデザイン能力がないとこういう書体は破綻しやすい。これはよく整えられていると思う。リガチャー、というか字は繋がってないが2文字の組み合わせのグリフが160種ほどもあって、おもしろい文字組が楽しめる。キウイ以外のフルーツも入ったイラストアイコンが50点ほど収録された Kiwi Fruit というのがファミリーにある。

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Design Date
2016
Designer(s)
Publisher

Letterpress Studio

Letterpress Studio

ヴィンテージ感あふれる様々な書体のミクスドファミリー。つたない手でレタリングされたような書体の集合体で、スクリプトが1種2ウェイト、サンセリフが3種、フレアセリフが1種2ウェイトあり、単語が組まれたキャッチワードとこれらに似合うアイコン類がそれぞれフィルがソリッドなものとラフにかすれたものがある。ここ5年ぐらいで急激にこういう雰囲気のデザインが流行っている。どうもアメリカ西海岸辺りのカフェで多用されてそれが流行ったもののようで、コーヒーのサードウェーブに倣い、「サードウェーブデザイン」とか呼ばれ出している。その少し前にネットで流行ったフラットデザインの反発なのかもしれない。ただいま65%オフセール中。

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Design Date
2017
Designer(s)
Publisher
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海外サイトでの欧文フォント(英語フォント)の購入方法 購入方法を note で解説しています。英語でもだいじょうぶ!
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