本日も Fontacular(フォントセール)より1品。ブラッシュタイプのシグネチャースクリプト。筆ペンで書いたようなストロークで、アップライトかつベースラインやxハイトが揃っていて雰囲気はしっとりめ。大文字はベースラインが下がっていてグリフはややダイナミック。小文字にはリガチャーがいくつか。1ウェイト。ただいま50%オフで1,000円足らず。
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近代的で割と真面目なブラックレター。スタイルとしてはだいぶ時代が下った18~19世紀ぐらいのもので、スワッシュオルタネートが豊富にある。画像のように細いものから太めのものまで様々で、総グリフ数は760ほど。カリグラフィーをやっている者にはお馴染みの書体だが、フォントとしては最近じゃあまり需要もなく、新しく作られる事も少ない。なのに作った事は評価したい。元々2,000円弱だがただいま30%オフセール中。日本ではヘビメタやゴスロリのイメージが付いてしまっているが、欧米ではクリスマス向けによく使われる書体なので、今のうちに買っておくと良いだろう。
クラシカルなシグネチャースクリプト。最近よく見るモダンスクリプトの変型タイプではなく、ガチのシグネチャー(署名・サイン)に近いスタイルのスクリプトである。とはいえ読めなくなるほど崩されてはおらず、可読性はしっかり確保されている。大文字にはダイナミックなオルタネートがあり。全体的にヴィンテージ感のある書体。1ウェイト。
本日は俳優トミー・リー・ジョーンズ Tommy Lee Jones の誕生日(1946)。彼といえば2006年から15年も続けている「BOSS」という事で(笑)コーヒーの名を持つこちらの書体。緩やかななブラッシュモダンスクリプト。全体的に縦長細身のタイプで、シグネチャーと言われればそうかもしれない。ストロークはあまりスピード感はなく緩やか。ご多分に漏れずリガチャーが少々と、小文字には前後に水平に伸びるスワッシュオルタネートがある。1ウェイト。しかしあのBOSSのCM、元ネタは「メン・イン・ブラック」だと思うんだけど、もうそれ覚えてるヒト少ないのでは…。
随分久しぶりに見る正統派カリグラフィーイタリック。実に真面目でクラシック、カリグラフィーのお手本になりそうなスタンダードな書体である。Hermann Zapf やWerner Schneider の書体を参考にしたとあるが、全然そんな個性的な感じはない。ウェイトがやや細めなのが今っぽいだろうか。グリフ数が300ほどの Std と800近い Pro があり、当然 Pro の方がスワッシュオルタネートやリガチャーが豊富。Adobe な人は Pro を買えばいいだろう。1ウェイト。
綺麗なスペンサリアンカッパープレート。いまどき珍しい正統派の真面目なスクリプトで、大変クラシカルで美しい。オルタネートもかなり豊富で総グリフ数は1200もあるので、誰でも達人風の文字組みが楽しめる。大文字には丸く花のオーナメントで囲ったイニシャルもあり。さらに珍しく、モノラインのスクリプトと、手書き風のセリフとサンセリフもファミリーにある。
トラディショナルだけどモダンなカリグラフィーイタリック。技法やストロークはトラディショナルのそれなのだが、字形が伝統的なものと比べてだいぶ崩れていて、かなりモダンなイタリックとなっている。傾きが大きく、大文字はかなり幅広。ベースラインはほぼ揃っていて、スワッシュオルタネートもおとなしめ。モダンスクリプトほどは崩れてないけどトラディショナルではない、というおもしろい書体。1ウェイト。
レトロモダンなローマンディスプレイ。全体的にコントラストの強いモダンテイストで、セリフはヘアラインではなくウェッジ型。イタリックの方が変わっており、かなり傾きとカリグラフィー風味が強い。作者によれば、パイロットのパラレルペンで書いてデザインしたとの事。以前紹介した Ogg の元になった Oscar Ogg の書風に影響を受けてる事は間違いないだろう。アップライトの大文字にはリガチャー多数。3ウェイト。ただいま30%オフセール中。
本日『はちみつの日』で『みつばちの日』らしいのでこちら。元気のいいアップライトのモダンスクリプト。文字の軸は傾いてないがストロークは右や左に跳ねており、ベースラインもバウンシーでなかなか賑やかに仕上がっている。ゆったりしたものかダイナミックなものが多い中で、結構めずらしいタイプだと思う。スワッシュオルタネートはあるが、スワッシュにほとんど伸びがない。あとリガチャーが少し。1ウェイト。
本日はフランスの劇作家・小説家のアレクサンドル・デュマ・フィス Alexandre Dumas fils の誕生日(1824)。代表作の『椿姫』にちなんでこちら。ま、よくあるフェミニンなモダンスクリプト。この手としてはスタンダードで、グリフもスワッシュもおとなしくそれほど特筆するところはないが、その分クセがなく使いやすいとも言えるだろう。1ウェイト。