非常に繊細で美しいローマンキャピタル。この手の書体の代表格である Trajan にも勝るとも劣らない大変素晴らしい出来のローマンキャピタルで、これほどのものはなかなかお目にかかれない。Grace の名に恥じない書体だが、実はこの名はガンで亡くなった姪御さんのミドルネームだそうで、この書体の収益の半分はガンの研究センターに寄付されるそうである。現在は大文字のみでスモールキャピタルしかないが、最近 SNS でこの書体の小文字をデザインしている事を報告している。いつかリリースされるだろう。楽しみに待ちたい。1ウェイトのみ。
Category: Serif
本日は八十八夜(立春から88日目)で『緑茶の日』だそうなのでこちら。シックでエレガントなローマンディスプレイ。全体的にやや幅広のグリフでゆったりしており、xハイトが大きくアセンダーやディセンダーは短め。小文字にはクラシカルなリガチャーが20種ほどある。派手さはないが落ち着いた大変品のいい書体である。ライフスタイル誌とかに良さそう。1ウェイトのみ。
ゴージャス感のあるモダンローマンディスプレイ。コントラストが強くブラケットの大きいコンデンスなモダンローマンで、全体的に腰高でやや変わっており、C/G/S の上の部分が筆っぽくなってるのが面白い。大文字のみだがリガチャーが多数用意されており、バリエーション豊かな文字組みが楽しめるようになっている。アケて組みたくなるがリガチャーを活かすためには我慢しよう(笑)。1ウェイトのみ。
ややコンデンスでダンディなオールドスタイルローマン(トランジショナルかも?)。「ネオクラシカル」をうたっており、確かに普通のオールドスタイルとはちょっと違うなという雰囲気はある。通常セリフは外側に対して沿って凹んでいるが、これはやや膨らみ気味である。可読性もよく、狭い空間に小さく組む新聞などで本領を発揮するだろうが、大きくディスプレイで使ってもカッコいいだろう。キリル文字もサポート。イタリックもあって10ウェイトで、Semi Bold だけデモ版が用意されており、無料でダウンロード可。
ハイコントラストなセリフディスプレイ。大きなスパイク状のセリフの付いた現代的なローマンで、スタンダードなグリフの他、オルタネートに最近流行の変形したグリフが入っており、標準的にも、目を引く奇抜な文字組みにも対応可能。幅が3種類ある他、コントラストが弱くなったバージョンもあり、それぞれにイタリックがあって9ウェイトで計108種もあるというかなりなビッグファミリー。その他にバリアブルタイプもあって、それひとつで全部(イタリックも?)包含している模様。ただいま50%オフセール中。
リガチャーが豊富なモダンローマンディスプレイ。全体的にややコンデンスでエレガントなモダンローマンで、見ての通りリガチャーが豊富に揃っている。こういうのは面白い反面、欠点としてアケ組みができないが(笑)、まぁそんなことは考えずに文字のつながりを楽しむべきだろう。大文字のみかと思いきや小文字もあるが、そちらにはあまりリガチャーがない。このテとしては珍しくファミリー展開されており、イタリックもあって8ウェイトある。ただし太い方もヘアラインは細いままなので、やはりディスプレイ向きだろう。
本日は第二代グレイ伯チャールズ・グレイ Charles Grey, 2nd Earl Grey の誕生日(1764)。諸説あるが、紅茶の「アール(Earl 伯爵)グレイ」は彼の名から来てるらしい。ということで同名の書体を。ぼったりしたレトロなソフトセリフディスプレイ。全体的に滲んだようなシルエットが特徴で、ところどころ欠けた部分があるのがさらにヴィンテージ感を増す要素となっている。画像上部に見えるオーナメントの画像データが Illustrator .ai と PNG で付属しており、すぐにロゴやラベルの作成が可能。1ウェイトのみ。
切れ味鋭いモダンローマンディスプレイ。コントラストが非常に強く、ヘアラインがかすれそうに細いモダンローマンで、セリフも鋭く尖ってスパイキー。もし実物があったらヘタに触ると手が切れそうな書体である。特にオルタネートやリガチャーがないどころかイタリックもなく、大変潔い。その代わりウェイトが8つもある。
シックなライトウェイトのディスプレイローマン。なんのオルタネートもないホントにタダの細めのオールドスタイルローマンだが、なんかエレガントでオシャレな雰囲気のある書体である。てなぐらいしか紹介文が思い浮かばない(笑)。勇気を持ってなんの加工もせずにロゴにしたらカッコいいと思う。1ウェイトのみ。ただいま28.6%オフセール中(なんだこの端数)。
なんかぬちょっとした(笑)ローマン。グリフはちょっとモダンなオールドスタイルだが、コントラストがかなり弱く、ストロークがぶつかるところやセリフが丸くなっており、アウトラインがインキが滲んだようにぼんやりしているのが特徴。雰囲気的には Essay Text に似てるだろうか。イタリックはカリグラフィーの雰囲気がやや強め。長文には耐えうるが、書籍一冊は無理だろう。せいぜい広告のボディコピーぐらいだろうか。キリル文字もサポート。7ウェイト。ただいま35%オフセール中。