クラシカルな正統派本文用オールドスタイルローマン。作者がスウェーデン語版の『指輪物語』初版を購入した際、Berling で組まれた本文を見て感動して制作したとの事。Berling の(おそらく)ベースとなった Weiss も参考にしたとある。セリフがやや小さめで太く、また J や R のテーパードになっているところも少し太めで丸く処理されており、小さな本文サイズでチカチカしないようにという配慮だと思われる。また画像にあるようにルネサンス風のオーナメントも付属しており、全体的にホントにクラシカル。ウェイトは2ウェイト、しかも Bold にはイタリックもない、という完全に書籍本文を意識したセットとなっている。
Category: Serif
本日『時の記念日』だそうなのでこちら。クラッシィなモダンローマンディスプレイ。優雅でコントラストの強いモダンローマンに、ちょっと変わったリガチャーがちょろっと付属している。LO のように伸びたスワッシュが反対側でくっついたりするのはなかなか珍しいと思う。まあでもそんなところです。大文字のみで1ウェイトのみ。
ハイコントラストのウェッジセリフディスプレイ。名前の通りローマンとしてはめずらしくジオメトリック(気味)で、ハイコントラストなシルエットに大きな楔形のウェッジセリフが付いている。全体的にゴージャスな雰囲気を持っており、この手は繊細で女性的、もしくはどっしりして男性的なものどちらかに雰囲気が偏ってしまいがちだが、この書体は割とニュートラルなのでどちら向けにも使えると思う。字幅にノーマルと Condensed があるが、めずらしくイタリックがない。それぞれ7ウェイトずつ。
本日『幸福の日』という若干新興宗教じみた日(笑)なのでこちら。ギリシャ語で「良い精神状態」を表し、大体「幸福」と訳されるユーダイモニアを名に持つ書体を紹介。コンデンスなモダンローマンディスプレイ。大文字は中央のバーに付くセリフが変わってるぐらいで概ねスタンダードなグリフをしているが、小文字は結構変形していて独特でおもしろい。ラグジュアリーな雰囲気があるので、その辺の用途にどうぞ。1ウェイトのみ。
クラッシーなモダンローマンディスプレイ。ややウェイトのあるモダンローマンをベースに、見ての通り変わったエレガントなリガチャーが豊富にある。レギュラーと Round の2種類があって、Round の方は角がちょっと丸く処理されているが、あんまはっきりとした違いは分からない(笑)。まぁお好みで使い分けてほしい。大文字のみで1ウェイト。
本日『ヨーグルトの日』らしい。ヨーグルトといえばブルガリア(笑)、というワケでこちら。個性的なリガチャーが特徴的なソフトセリフディスプレイ。全体的に太めのグリフにボタッとしたセリフが付いた書体をベースに、見ての通りおもしろいリガチャーが多数ある。普通はストロークの一部が繋がったり共有したりしているのだが、こんな風にストロークが2文字を貫いてるのはなかなか珍しい。ぬちょっとした雰囲気がミルキーかなという感じ。1ウェイトのみ。
本日『世界ペンギンの日 World Penguin Day』だそうなのでこちら。ほにょんとしたネコ足が特徴的なローマンディスプレイ。基本的にはモダンローマンで、見ての通り一部のステムがネコ足テーブルのように S 字にくねっており、ガーリーな雰囲気を醸し出している。一部の小文字にはクラシカルなリガチャー(quaint)があり、より派手な演出をすることが可能。ではあるが、やり過ぎないようネコ足になっていないグリフもオルタネートで用意されているのが親切である。しかしこれなんでペンギンなんだろね(笑)。1ウェイトのみ。
大流行中(ホントか?)のスクリプトとローマンのコンバイン書体。通常、この手は大文字か小文字のグリフどちらかにスクリプトが割り当てられており、ローマンの小文字は省かれる事が多いが、こちらはちゃんと大文字・小文字揃っており、スクリプトは大文字のオルタネートで持っている。全体的にこの手としてはやや太めでがっしりしているが、その分小さくしても使えると思う。ウェイトが2つあるのもちょっとめずらしい。ただいま50%オフセール中。
本格正統派本文用オールドスタイルローマン。15~16世紀イタリアのルネサンス期の書体を元にしたそうで、これぞヒューマニストオールドスタイルというような王道の書体である。字種がハンパなく多く、ギリシャ文字やキリル文字は当然のこと、複雑な記号を要するものも幅広くカバーしており、オーナメント類もあって総グリフ数は2800を超える。イタリックは通常のもののほか、かなりカリグラフィックに寄ったスタイルもオルタネートにある。オプティカルファミリーで5種に分かれており、それぞれ3ウェイト(Display のみ4ウェイト)ずつで計32種。個別購入できる他、Adobe Fonts でも配信中。ちなみに名前の「アルノ」は、イタリアのフィレンツェにある川の名前。中西アルノって歌うまいよね…。
名前の通りクラシカルなスコッチローマン。18世紀の書体見本を参考に制作されたそうで、コントラストの強いオールドスタイルで、ベースライン上のセリフがぐっと反っているのが特徴。ティアドロップの付いた繊細なスワッシュオルタネートを多数持っており、往時の雰囲気を再現できるようになっている。オプティカルで、レギュラーの他やや太めの Text、コントラストがさらに強くなった Display がある。それぞれ5ウェイトずつで計30種。ただいま60%オフセール中。