モノグラムに特化したディスプレイ。モノグラムとは2つ以上の文字を組み合わせて作るマークのことで、本書体は縦長と横長のグリフを組み合わせることで簡単にモノグラムを作れるようになっている。大文字には縦長、小文字の方には横長のグリフが割り当てられてるので小文字はない。これはセリフタイプだが、他にサンセリフやアール・デコスタイルなどいくつか種類があるので、作者のページで選ぶと良い。
Home: page 28
ジオメトリックなようでヒューマニストのようなサンセリフ。”geo-humanist” をうたっており、その通りジオメトリックとヒューマニストの両方をコンバインしたようなスタイルの変わったサンセリフである。本文用に設計されており可読性は良いが、p のボウルが閉じていなかったり、g のイヤーがピンと立っていたりとちょっと変わったところもある。e のバーが斜めなのがクラシカル。軽いウェイトはほぼスタンダードだが、Black 以上になると画像の y のようにちょっと変わったグリフが現れておもしろい。グリフ数は1200弱あり、11ウェイトもある他、バリアブルタイプもあり。ただいま60%オフセール中。
レトロなアール・デコディスプレイ。20世紀初頭にヨーロッパで流行ったスタイルで、幾何学的でちょっと変わったグリフが特徴。大体がややコンデンス気味なのもスタイルだろうか。大文字のみだが小文字のグリフには大文字の部分とはちょっと変わったグリフが入っているので、気分によって使い分けるといいだろう。ほか、ちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがいくつかある。フィルにソリッドな Regular と線の入った Inline、太さの違うアウトラインのみの Outline1/2 がある。ただいま30%オフセール中。
リガチャーがおもしろいヴィンテージディスプレイ。かなりコンデンスな大文字のみのサンセリフで、見ての通りちょっとおもしろめなリガチャーが40種弱用意されている。小文字のグリフには少し小さくなってアンダーラインが入ったバージョンが母音と C、G にのみあり。4種のスタイルがあり、通常の Regular と角が丸くなった Rounded、さらに丸くなった Rounded 2、ややフレア気味になった Vintage がある。こちらはアウトラインやフィルがラフなタイプだが、ソリッドなタイプの Las Valles もあり。
本日『カナダ・メープルの日』だそうなのでこちら。ちょっと前にリバイバルしたレトロなボタっとしたソフトセリフ。20世紀前半頃に誕生したスタイルで、代表格は Cooper Black だろうか。こちらは現代的に進化しており、ちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある。数年前になぜかちょっとだけ流行り、いくつか新作が出たのだが、製作年を見ると結構出遅れたなという印象(笑)。1ウェイトのみ。
本日『天使の日』っぽいので「大天使 archangel」っぽい名を持つ書体を紹介。クラシカルなカリグラフィーイタリック。大文字と小文字のサイズ比が大きく、また傾きのやや強め。長いスワッシュはオルタネートではなくデフォルトで持っており、なかなかスペースを食う書体である(笑)。デフォルトでは上下に伸びてるだけだが、ループしたオルタネートも持っている。ただし総グリフ数は250程度とかなり少なく、アクセント記号は手で付けねばならないだろう。1ウェイトのみ。
とんでもなくドハデに装飾されたディスプレイ。見ての通り文字が装飾されたというより、花などの様々なモチーフを組み合わせて文字を構成したといった方が正確な書体である。名前からしてメキシコのトロピカルな植物やドクロなどが用いられている模様。さらにこちらカラーフォントになっており、Adobe の対応したアプリなら最初からこのように色付けされた文字が打てるようになっている。通常のモノクロもあるのでご心配なく。大文字のみ。
信じようが信ずまいが10月がスタートしたので挨拶しましょう。かわいらしくカジュアルなモノラインスクリプト。グリフが結構暴れててラフではあるが、ストロークのせいか結構かわいらしい雰囲気の書体。大文字のオルタネートはないが、小文字にリガチャーが50種以上あって、文字組みのバリエーションが楽しめる。画像のアップライトの他、やや傾いたイタリックバージョンもあり。他、なにやら Single Line というバージョンがファミリーにあるようだが、グリフが確認できないのでどういうものか不明。
本日中秋の名月ということでこちら。繊細でコントラストの強いモダンローマンをベースに、ヘアラインの先に大きなドットの付いたオルタネートを持つ変わった書体である。リガチャーも150種以上ある他、スワッシュのみの Swashes もファミリーにあって、好きなだけ付け足せるようになっている。ハデにおもしろい文字組みが楽しめるが、センス良く使いこなすのはなかなか難しそう。1ウェイトのみ。
なんか最近やたら勧められるので紹介。レトロなモノラインスクリプト。20世紀中盤ぐらいまでのスタイルで、派手さはなく全体的に丸っこい。大文字にオルタネートはなく、小文字のスワッシュオルタネートもかなり控えめで、個人的には正直あんあまり…(笑)な書体である。i や j のドットがハート型なのか V 字型なのかちょっと判別がつかないが、そういう風になっているのが特徴。全体的にガーリーな雰囲気があるのでその辺にどうぞ。3ウェイト。