Set Sail Studios

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Intellecta Monograms

Intellecta Monograms

様々なスタイルのモノグラム集。モノグラム(monogram)とはなんぞや、というと、2つ以上のアルファベットを組み合わせて作る記号の事で、日本のプロ野球チームでは帽子などに「YG」や「HT」と入ってる事があるが、アレの事である。この書体ではいくつかのスタイルで作られたモノグラムを多数収録している。なんなら3つ以上の組み合わせも見られる。こういったモノグラムは19世紀頃に流行ったようで、当時発行されたカタログ3冊の合本である Monograms and Alphabetic Devices なんてのが現在でも入手可能。筆者も所持しているが、見たところこの本からも多数収録されている模様。結婚式の招待状などに、新郎新婦のイニシャルを拾って使ったりすると喜ばれたりするんじゃなかろうか。福山さんご結婚おめでとうございます。あんちゃ~ん。

Category(s)
Design Date
2007
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Publisher

Shàngó Gothic

Shàngó Gothic

碑文系のディスプレイ。基本的にはローマンキャピタルというか古代ギリシャ風味のある書体だが、ステムに抑揚がなくほぼサンセリフ。だがちょこっとだけセリフが付いており、言えば Copperplate Gothic とのハイブリッドのような書体である。Schneidler Initials という古い書体に範をとったらしい。オルタネートには縦のステムが伸びたものもあり、それらは Sophia にも雰囲気が似ている。小文字はないがギリシャ文字とキリル文字もサポートし、オーナメント類も少し。4ウェイト。

Category(s)
Design Date
2007
Designer(s)
Publisher

Carrig

Carrig

非常に美しい正統派オールドスタイルローマン。小文字が大きめで現代風だが、シルエットは古風で手書きの風味も若干残っており、とにかくキレイ。R や Q にはテールの長いオルタネートがあり、タイトル組で重宝するだろう。名前はカリグラフィーから来てるのかと思いきや、ゲール語で「岩」の意味だそうである。元はアイルランドのケリー州湖畔にあるホテルのブランディングのために作った書体らしい。そのホテルのステーショナリー類もこれで組まれてるそうな。この書体の似合う湖畔のホテルとか、さぞや居心地の良い美しいホテルだろうと想像させる。いつか行ってみたい。ノーマルウェイトの Text と Bold、見出し用の Display があり、Text と Display にはイタリックもあり。セットで買っても$50と大変お安い。
※2017.6 追記:字種とファミリーが追加された Carrig Pro が発表された。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
Publisher

Thomasschrift

Thomasschrift

ブラックレター風味のある変わったサンセリフ。ゴツゴツしていて、あちこち折れ曲がっている。古いドイツ風味があって、ビールやドイツ料理のレストランのロゴに合いそう。A は上がアーチ状になったものと、バーが突き出たものがある。旧東ドイツにあった Typoart というファウンダリーで、Friedel Thomas という人が1957年にデザインした書体をデジタル化したものだそうだ。ただいま20%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2014
Designer(s)
Publisher
RMU

Griffon

Griffon

カッパープレート風味を持つディスプレイローマン。Mac には標準で搭載されている Copperplate Gothic と同系統の書体である。Aviano を紹介する時も書いたが、カッパープレートにはこういった書体もある。名刺や招待状など、かしこまった用途に小さく使うとカッコいいが、最近は URL やメールアドレスなど、小文字が必須なケースがあり、スモールキャップスしかない書体ではどうしようか苦労する(笑)。まぁ似合う別の書体で組めばいいんだけど、なかなかね…誰かいい組み合わせ教えてくれ。名前はヨーロッパに広く伝わる伝説上の幻獣の事で、見ての通り上半身はワシ、下半身はライオンというもの。勇ましい姿が人気で、紋章のチャージやサポーターなどによく登場する。ちなみに書体の作者は名古屋在住の日本人。5ウェイト。

Category(s)
Design Date
2013
Designer(s)
Publisher

Vatican

Vatican

ローマンと言っていいのかスクリプトと呼ぶべきか迷う書体。大文字だけ見ればローマンのイタリック、小文字だけ見ればカリグラフィックイタリックという感じで、双方のコンバイン的な、なかなかおもしろい書体である。残念ながらスワッシュオルタネートやオーナメント類はなく、「ヴァチカン」の名の通り、いたって生真面目。サンプルイメージは聖ペテロの3つの鍵の話で、これはイエスから渡されたものだそう。ちなみに聖職者の紋章はチャージ(盾の中の図柄)に鍵を用いたものが多い。多分これに倣ってるのだろう。3ウェイト。

Category(s)
Design Date
2005
Designer(s)
Publisher

Garibaldi

Garibaldi

正統派っぽいが正統派ではないローマン。プロポーションは大変美しくまさに正統派だが、エレメントにカリグラフィーのテイストが組み込まれており、ヴェネチアンのようなそうでないようなハイブリッドな書体である。クラシックなテイストがあって大変筆者好み。以前紹介した Essay Text に似た雰囲気を持っている。アクセントやリガチャーが豊富で、80言語をフォローしている。4ウェイト。ただいま67%オフセール中。

Category(s)
Design Date
2015
Designer(s)
Publisher

PF Monumenta Pro

PF Monumenta Pro

久々に紹介する碑文系ローマンディスプレイ。やや碑文風味は薄れ、普通のローマンに近い字形が多い。一部の文字にはちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある他、ファミリーにはハイライトと影を付けて彫刻風味を持たせた Shaded と、その白黒を反転し金属風味を持たせた Metalica がある。小文字はないが、ギリシャ文字とキリル文字をサポート。

Category(s)
Design Date
2002–6
Designer(s)
Publisher

Albertus

Albertus

割と有名な書体だが筆者が好きなので紹介する。元は作者が銅板に浮き彫りするためにデザインした書体らしいが、それを Stanley Morison が活字にしてはどうかと提案し、できあがったものらしい。全体的に字幅が細めで、ストロークに太細の差が弱く、末端部分は広がってセリフのようになっている。見本帳によっては Serif に分類されてることもある。クラシカルな雰囲気があって、とても好きな書体である。古いパブとかに合いそう。名前は今調べたら、ドイツにアルベルトゥス・マグヌスという神学者がいたらしい。作者はドイツ人なので、ここから取ったのかな。ファイルフォーマットは Std 版と Pro 版があって、グリフ数が違う。購入の際は注意。

Category(s)
Design Date
1938
Designer(s)
Publisher

Adriane Lux

Adriane Lux

皆様GWいかがお過ごしでしょうか。休日は極端にアクセスが減るこのブログだが、アフィリエイトのためにせっせと更新してみる(やらしいな)。オープンフェイスのローマンディスプレイ。Caslon 風オールドスタイルローマンの王道といった感じで、エレガントでありながら威風堂々としている。本文用の Adoriane Text のファミリーなので、組み合わせて使うといいだろう。ただいま30%オフセール中。

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Design Date
2008
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Publisher
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