House Industries が MyFonts に出品したのを記念してこちら。レトロ風味のあるハイコントラストなモダンローマンのイタリックディスプレイ。アップライトがあるわけではなく、このイタリックのみの書体である。元々は’60年代にフォトレタリングという写植に似たシステム用にデザインされたもので、18世紀の銅版のテイストがあるとの事。大文字にはちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートがある。1ウェイト。
同社の書体は100種近くあるが、MyFonts にはまだ12種ほど。これからの追加を期待しよう。
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最近流行りの変型エレガントディスプレイ。コントラストの強い細めのフレアセリフをベースに、グリフがこれでもかというぐらいぐにょんぐにょんに変形している。まるで文字そのものがヨガをしているかのよう。リガチャーもそこまで多くはないが結構ある。可読性はまあそれなり(笑)。優雅さはあるので、女性向けのあれこれにどうぞ。1ウェイト。
繊細でエレガントなモダンローマンディスプレイ。ヘアラインも細いが太いステムも細いので(どういうこっちゃ)、全体的に大変繊細な書体。大文字にはリガチャーが多く用意され、おもしろい文字組が楽しめる。この手は大文字のみという書体が多いがこれは小文字もあり、イタリックもある。1ウェイト。
ちなみに最近よくロゴのデザインを行っているが、このような書体を選んでもロゴのスペルにリガチャーがない、ということが本当によくある。哀しすぎる…。
本日はかのデューク・カハナモク Duke Paoa Kahinu Mokoe Hulikohola Kahanamoku の誕生日(1890)。え? 誰って? 知らないの? 筆者も本日知ったんだが(笑)、ハワイ初の五輪金メダリスト(水泳自由形)でサーフィンの父と呼ばれてる人だそうだ。というワケで「波」という書体を紹介。かなりコンデンスなモダンローマンディスプレイ。タイプデザイナーというのは直線に見えてもセリフをちょっと曲げてみたり角を丸くしたりするものだが、これはそれらがされておらず潔くシンプルに纏められている。ややクラシックな雰囲気があるだろうか。ヘアラインが細いので大きく使うほうがいいだろう。大文字のみ。オブリークタイプもあり。
エレガントでミニマルな(謳い文句そのまんま)ディスプレイローマン。ライトウェイトで繊細なモダンローマンで、骨格もだいぶゆったりしている優雅な書体である。そんなに変わったグリフはないが、R のレッグがぐぃっと張り出しているのが特徴的。小文字はなく1ウェイト。
硬めでかっちりしたモダンローマンディスプレイ。かなりシャープなラインで整えられた書体で、Didot などは E や L、S 等にはブラケットがあるが、これはすべてのブラケットが省かれていて機械的な印象すらある。大文字にはリガチャーが10種ほど。全体的にクラシックで男性的な印象があるだろうか。ウェイトは9つでイタリックはなし。
高級感のあるフレアセリフディスプレイ。基本はハイコントラストでコンデンスなタイプだが、C や O などの丸い字はゆったりと大きなグリフになっており、それが文字組みにゆらぎを生んでいる。大文字にはリガチャーが20種ほどあり。全体的にクラシカルで優雅な雰囲気があり、筆者の思うカラっと明るいカジュアルな「カリフォルニア」とはちょっと違う印象。まあ行ったことがないんだけど(笑)。1ウェイト。
都会的なセンスあふれる(センスのない表現…)ディスプレイ。ライトウェイトのジオメトリックなモノラインサンセリフで、小文字はなく大文字のみながら、すべての字に4種類の字幅があって、それらをランダムに組み合わせることによってアクセントのある文字組みが楽しめるようになっている。コリッとしてポッキーみたいな書体。1ウェイト。
レトロモダンなローマンディスプレイ。全体的にコントラストの強いモダンテイストで、セリフはヘアラインではなくウェッジ型。イタリックの方が変わっており、かなり傾きとカリグラフィー風味が強い。作者によれば、パイロットのパラレルペンで書いてデザインしたとの事。以前紹介した Ogg の元になった Oscar Ogg の書風に影響を受けてる事は間違いないだろう。アップライトの大文字にはリガチャー多数。3ウェイト。ただいま30%オフセール中。
本日『はちみつの日』で『みつばちの日』らしいのでこちら。元気のいいアップライトのモダンスクリプト。文字の軸は傾いてないがストロークは右や左に跳ねており、ベースラインもバウンシーでなかなか賑やかに仕上がっている。ゆったりしたものかダイナミックなものが多い中で、結構めずらしいタイプだと思う。スワッシュオルタネートはあるが、スワッシュにほとんど伸びがない。あとリガチャーが少し。1ウェイト。