本日は短編小説『最後の一葉 The Last Leaf』で有名な O. ヘンリー O. Henry の誕生日(1862)。そしてまだまだ全然クソ暑いが暦の上ではセプテンバー。なので「秋の葉」という名の書体を紹介。手書き感の残るコンデンスなアール・デコ風のコントラストを付けたディスプレイで、太い方のステムには植物的なデコレーションが施されている。モノラインのスワッシュが付いたオルタネートもあり。A や M などはこのタイプだと普通右側の方が太くなりそうだが、この書体では全体的になるべく左側が重くなるようにデザインされている。大文字のみ。イタリック(オブリーク)もあり。1ウェイト。
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アール・ヌーヴォー風味のあるフレアセリフディスプレイ。20世紀初頭のアメリカのパンチカッター、John F. Cumming の Elandkay という書体がベースになっている。当然拡張されており、ウェイトバリエーションの他、オルタネートやリガチャーがかなり追加されている。オリジナルにはない小文字も追加された。ヨーロッパというよりは、なんかちょっとオリエンタルな雰囲気がある。エスニック辺りに似合うんじゃないかなーと個人的には思う。8ウェイト。ただいま50%オフセール中。
本日もまぁ多くの○○の日が設定されてるが、その中から『世界占いの日』をとってフォーチュンの名を持つ書体を紹介。カジュアルなシグネチャータイプのスクリプト。ペンとしては若干太めな、サインペンなどを用いてデザインされてるようで、若干のコントラストが見られる。字形はアップライトでかっちりしておらずややバウンシー。オルタネートはまったくなく、リガチャーは小文字にほんのちょろっと。その分扱いやすく値段もかなりお安め。1ウェイト。
本日はとにかく「黒」にまつわる日が多く設定されてるので、フランス語で黒の名を持つこちらを。モダンでおしゃれなジオメトリックサンセリフ。全体的に円が強調されており、特に小文字は丸っこい。f や t のバーがかなり短く、丸っこさを邪魔しないようになっている。a と g には1階建てと2階建てのグリフがあり。字間が結構タイトなので、やはり大きくディスプレイとして使う方がいいだろう。イタリックもあって4ウェイト。
本日は英国のロックバンド「クイーン Queen」のボーカル、フレディ・マーキュリー Freddie Mercury の誕生日(1946)。てなワケで同名のスクリプトを紹介(なんか昨日とダブったが…)。ガーリーなアップライトのモダンスクリプト。派手なスワッシュが付いてるがベースラインはほぼ揃っており、そのせいでそれほどごちゃついた印象はない。めずらしくスモールキャップスがあり、文科省でいうところのブロック体のグリフが入っている。こちらは本体の小文字よりだいぶ大きい。3ウェイトあって、フローリッシュなどのオーナメントもあるのだが、それもちゃんと3ウェイトある。なかなかめずらしい。そういや『ボヘミアン・ラプソディ』まだ観てないや…。
ちなみにマーキュリー(メルクリウス)とはローマ神話の伝達・情報・商売の神で、ギリシア神話のヘルメスと同一視され、水星の英名となっている。
本日は『くじらの日』らしいのでこちら。アップライトのモダンブラッシュスクリプト。ま、最近よく見るタイプっちゃそうである。ちょっとバウンシーがキツめだが、ループが大きく全体に丸っこいので女性っぽい雰囲気がある。ちょっとごちゃごちゃしがちなので、気をつけて組んでもらいたい。ちなみにクジラと何の関係があるのかはまったく不明。検索したら Christopher Whale という名のアートディレクターが見つかったが関係はない模様(笑)。1ウェイト。
ラグビーワールドカップも近く『馬と鹿』のMVも公開されたのでこちら。ちょっと変わったスラブセリフとメジャー感のあるレタリングスクリプトのデュオ。アメリカのスポーツグラフィックにインスパイアされたものとの事(ちなみにファウンダリーはロシアだ)。スラブセリフの方は片方にしかセリフがないものが多く、これが視覚的におもしろい効果を生み出している。イタリックもあり。スクリプトの方はメジャーリーグでよく見るタイプのレタリングによるスクリプトを模したもの。スワッシュオルタネートも結構ある。スラブセリフ、スクリプト双方ともキリル文字をサポートし、5ウェイトある。
ちなみに画像のボールはアメフト用だ(笑)。こ~れ~がっあ~いじゃ~な~け~れ~ば~♪
ややコンデンス気味な背の高いモノラインサンセリフディスプレイ。小文字はなくスモールキャップスで、大文字のグリフにはスワッシュが付いており、いくつかはスワッシュのタイプが違うオルタネートがある。スモールキャップスの方はリガチャーが30あり、色々とおもしろい文字組が楽しめる。文字と同じ太さのスワッシュラインも別フォントで付属。Clean というファミリーがあるが、違いはよく判らず…。1ウェイト。
素早く倒さないとこちらが全滅してしまいそうな名前のおしゃれでエレガントなディスプレイ。基本はコントラストの強いサンセリフで、グリフは円を基調としていて丸っこく、x-ハイトも大きくカウンターも広めで全体的にゆったりしている。g の下部のループが閉じてないのが特徴的。いくつかの大文字にはオルタネートがあり、バーのない A やレッグが垂直な M、アームがベースラインから立ち上がった K などがある。これらを駆使すると素敵なロゴが作れるだろう。やっぱり女性向けかな。1ウェイト。
今となっては小さい単位となってしまったメガバイトの名を持つジオメトリックサンセリフ。Futura と比べてx-ハイトは大きめで、代わりにアセンダーとディセンダーは短め。a に1階建てと2階建てのグリフがあるのと、y の上半分が u 型になっているのが特徴だろうか。t の左肩にブラケットっぽいのが付いてるのも珍しい。可読性も割と良い。キリル文字もサポートしており、イタリックも当然ながらある。5ウェイト。