本日『パフェの日』だそうなのでこちら。ステンシルタイプの変形ローマンディスプレイ。最近よくある変形系かと思いきや、よーく見ると欠け方が変わっているだけで、グリフそのものは割りとスタンダード。f や t の欠けた部分を埋めて真っ直ぐにしてみるとよく分かる。とはいえ全体的な印象はやはりかなり変わっててデコラティブで、リガチャーも多数ある。コントラストは強めながら全体的には繊細でエレガント。1ウェイト。
Home: page 59
ぼたっとしたセリフがかわいらしいソフトセリフ。このテは Cooper や Winsor など古い書体があるが、なぜかこれはちゃんと現代的で古臭さは感じない。カウンターも広めで可読性も良好。ちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートが各字にある。7ウェイトあるほか、バリアブルタイプもあり。
読みやすいスッキリしたブラックレター。通常ブラックレター(ゴシック)というとゴチャゴチャして読みづらいものが多いのだが、これはかなりギリギリまで装飾を省きながらもちゃんとブラックレター風味を残しており、ヴィンテージ感はしっかりある。古き良きアメリカンなテイストも感じられるものとなっている。ビアパブのほか、野球チームのロゴなどにいいだろう。1ウェイトなのがちょっともったいない。太いのも欲しいかも。
ダイナミックなモダンブラッシュスクリプト。大胆なストロークが特徴的な書体で、ベースラインはやや揃っているものの、グリフはそれはそれは暴れていて非常にダイナミックでストロークにもコントラストが強めに入っている。ではあるものの、カーブがゆったりしていてそれほど乱暴な感じはしない。各字にちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートと、小文字にはリガチャーが多数ある。アップライトとやや傾いた Italic の2種。
イタリックが直立したようなグリフのディスプレイローマン。ハイコントラストのモダンローマンがベースで、大文字はそのまま、小文字は見ての通りイタリックとアップライトのハイブリッドのような字形の変わったディスプレイである。全体的にカウンターが大きめにゆったり取られており、雰囲気は気品のある上流マダムという感じ(笑)。ハデなオルタネートやリガチャーは皆無という最近では潔い書体である。1ウェイト。
軽くスッキリした読みやすいヒューマニストのセリフとサンセリフのデュオ。エドワード・ジョンストンの書体を参考にしたとあり、それに一番近いのが Bold ウェイトだそうで、こちらはほとんどモノライン。それより軽いウェイトの方はストロークにちょっとコントラストを付けたそうだ。セリフの方はほぼストロークの太さでブラケットのないものが付いており、要するにスラブセリフタイプ。それぞれイタリックがあって5ウェイトあり、セリフの方はフィルがないオープンフェイスタイプがひとつある。ただいま50%オフセール中。
変形系エレガントディスプレイ。変形の強いサンセリフ(フレアセリフ?)とやや弱めのセリフがあるが、これらはファイルが分かれておらず、オルタネートで入っている。しかもレギュラーとボールドのウェイトがあり、イタリックもあるが、それらも全部ひとつのファイルに収まっているという変わりダネであり、異体字セレクター機能が必須となっている。全体的な雰囲気はやっぱりフェミニン。
ハデなデコレーションが付いたディスプレイローマン。コントラストが強いモダンローマンをベースに、これでもかとスワッシュの付いたオルタネートがあって、とにかくゴージャスでファビュラスでグッドルッキングな書体である。夜のお店方面で大活躍しそう(笑)。5ウェイトあるほか、細いスワッシュのみの Ornaments がファミリーにある。ただいま50%オフセール中。
バリエーション豊富なジオメトリックサンセリフ。シンプルにスッキリしていて大変読みやすい書体。A から D の4つのスタイルがあり、それぞれに新構造主義的とかいろいろ主張されているが、違いは某有名ファミレスの間違い探しレベル(笑)。主に各カーブ部分にちょっとした違いがあるが、かなり微妙である。興味のある方はぜひファミリーで購入して比べてみて欲しい。各スタイルともイタリックもあって9ウェイトで計72種と超ビッグファミリー。ただいま30%オフセール中。
クラシカルな本文用トランジショナルローマン。「バロックダッチ+北欧スタイル」と説明にはあり、やや幅が狭く字幅が揃い気味な大文字とギリっとしたセリフがなんとなくオランダ風味かなという感じがする。字種が1000以上あり、スモールキャップスやオールドスタイル数字はもちろんのこと、ちょっとしたスワッシュやクラシカルなリガチャーも多く、何より通貨記号の種類がすごい。丸数字もあって、イタリックのものはちゃんと楕円で傾いてる(笑)。10ウェイトあるほか、バリアブルタイプもあり。名前は北欧神話の愛と豊穣の女神のことだそう。