クラシックなスタイルのカッパープレートスクリプト。カッパープレート全盛の18世紀頃の書風を取り入れており、コントラストが弱くややぼったりしていて字形も鋭さがなく、ストロークの端も丸くなったりして、全体的にややゆるいのが特徴的。ジョージ二世やルイ15世の元で働いた英国の map engraver(地図彫刻家?)の Emanuel Bowen という人の筆致を参考にしているとのこと。オルタネートもあり、グリフ数は1100とやや多め。1ウェイト。
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変わったリガチャーが特徴的なディスプレイローマン。細いステムとヘアラインで構成された、カウンターが大きめのゆったりしたエレガントなローマンで、見ての通り通常とはかなり変わった方法で文字同士が連結している。普通はグリフがぶつかってしまいがちな所で綺麗に連結するものだが、連結する必要のない所をストロークを延長して無理なく繋げており、なかなかおもしろい書体になっている。ただ前も言ったが、作りたいロゴのスペリングに何故かなかなかおもしろいリガチャーがなかったりする事が多いので(笑)、使いたいリガチャーを先に見つけ、そのスペルが入る名前を考えた方が早いのかもしれない(本末転倒)。1ウェイト。
アール・デコとアール・ヌーヴォーの中間にあるようなディスプレイ。本体はコンデンスなフレアセリフで、それに巻きひげのようなクルッとしたスワッシュオルタネートがある。バリエーションが多くリガチャーもあり、総グリフ数は2500を超えるという大作。ウェイトも6つとなかなかのファミリー展開である。雰囲気がちょっとマダム感が強くて使う場面が限られそうだが、かなり安いのも魅力的。ただいま50%オフセール中。
アール・デコ風味のエレガントなディスプレイ。ハイコントラストで腰高なモダンローマンで、上品でフェミニンな雰囲気を持っている。大文字のみでスモールキャップスだが、リガチャーが結構あっておもしろい文字組が楽しめる。K や Q にはほんの申し訳程度のちょろっとしたスワッシュオルタネートがある。ロゴのテンプレートデータも4つだけだが付属している。女性向けのファッションやコスメなどにどうぞ。しかしソバージュって懐かしい…。
本日は女優のミラ・ジョヴォヴィッチ Milla Jovovich の誕生日(1975)らしい。彼女と言えば『バイオハザード(原題 Resident Evil)』、バイオハザードと言えば悪の根源アンブレラ社、てな訳でその名を持つ書体を紹介(強引)。緩やかなモダンカリグラフィースクリプト。この手としてはあまり崩れておらずややかっちりした印象で、読みやすくもある素直でエレガントな書体である。オルタネートもあるようだが、グリフ数は551とやや少なめかなという感じ。その分初心者はあまり迷うことなく使うことができるだろう。1ウェイト。
しかしこの手のスクリプトをモダンモダン言ってるけど、いつかはモダン(現代)ではなくなる訳で、どうなるんかな。イタリックやゴシックも登場当時はそう呼ばれてなかったはずなので、100年後には何か名前が付いてるだろうか。ネット時代の今、どこで誕生したかよく判らんな…アメリカっぽい感じはするけど。もしそうなら「アメリカン」とか呼ばれる?(笑)
フェミニンで優雅なサンセリフディスプレイ。基本はコントラストのあるサンセリフで、ステムの端が一部フレアになっているのが特徴。骨格は全体的に腰高、あるいは頭でっかちでアンバランスだが、それがとても柔らかでかわいらしい。字間はデフォルトではちょっと詰まり気味で、やはり大きく使う事を想定してると思われる。必要に応じて空けて組んだ方がいいだろう。女性向けだが、高級品よりはちょっとカジュアルなものに向いてるだろうか。1ウェイト。
ちょっと風変わりでエレガントなディスプレイ。骨格はジオメトリックでコントラストが強く、細いストロークはほぼヘアラインとなっている。セリフも控えめな小さなのがちょこんと付いている。一部ステムの端が半円形になっているのが変わってるだろうか。あちこちにティアドロップが付いてるのがアクセントになっている。作例は男性向けが多いが、女性向けにも良いと思う。コスメや高級ファッションなどに。1ウェイト。
エレガントなカッパープレート。クラシックな正統派に近いタイプで、印象は柔らかめで女性的。800近いグリフがあり、見ての通りスワッシュオルタネートが豊富にある。まぁこのテの書体はたくさんあるが、なんと言っても値段が安い(2000円弱)なのにただいま50%オフで1000円しないという大盤振る舞い。いまの時期に大変重宝すると思うので入手しておいて損はない。作者はインドネシア人。最近東南アジアやオセアニアの台頭がすごいねぇ…ラテンアルファベット圏なので親しみやすいのだろう。
コンデンスで優雅なローマンディスプレイ。主役はオルタネートで1文字につき数種あり、おとなしめのちょっとしたものから、ループのある派手なものまでいくつかバリエーションがあり、組み方によって使い分けることができるようになっている。最近 Loverica という似たような書体を紹介したが、こちらの方がやや太めでがっしりしているだろうか。優雅さにはやや欠けるが、その分小さくしてもすっ飛んだりしないので用途によって選ぶと良いだろう。サンプルには大文字しかないが小文字もちゃんとあるのでご安心を。$15程度とかなり安いのもオススメできるポイント。1ウェイト。
コントラストの強いエレガントなディスプレイ。直線的なやや太めのステムとほぼヘアラインに近い細いステムに、小さなセリフがちょこっと付いたやや変わったスタイルの書体で、ラグジュアリーな雰囲気がある。g と q のループが特徴的。オルタネートはなく字種も平凡だがその分かなり安く、st のリガチャーがある所が結構気が利いている。名前はヘーゼルかと思いきやスペルがちょっと違う(hazel)。ファッションやワインなどのファッショナブルな雰囲気が要求される場面に。2ウェイト。