ちょいーと早いがハッピーニューイヤーという事でこちら。アール・デコ風味のディスプレイ。基本は幾何学的でコンデンスなアール・デコスタイルで、ストロークの太い部分はフィルではなくマルチラインになっている。レギュラーとは別にスワッシュの付いたオルタネートが3種類あって、他にフローリッシュやイラストが入ったものもファミリーにあり、ハデに組み合わせて楽しめるようになっている。小文字はなくスモールキャップス。皆さま佳いお年をを~。
Archive: 2022
本日は『ピーター・パンの日』。1904年、ロンドンで初演された日だそうな。というワケでこちら。カジュアルなブラッシュスクリプト。毛足の長い筆ペンで書いたようなストロークで、割と太めでコントラストが強い。グリフはカジュアルながら結構丁寧に書かれている印象で、ベースラインは揃わずバウンシーで全体的にコンデンス。多少リガチャーがある模様。1ウェイトのみ。
本日はボクシング・デー。殴り合う日、ではなく、プレゼントの箱を開けることも boxing というそうで、その日だそうな。というワケでこちら。カジュアルなブラッシュスクリプト。平筆でシュッと書いたようなスタイルで、アップライトでリレーションがないので一見スクリプトには見えないが、ちゃんとそうである。カジュアルな中にも洗練された雰囲気があり、可愛らしくなりすぎないところが大人な感じがしてよい。調べると作者は熟練のカリグラファーだった模様。この書体も作者も知らなかったなぁ…。幅がレギュラーと Condensed の2種類あって、それぞれ3ウェイトずつ。
キラキラの星くず飾りの付いたスクリプト。細めの筆ペンでラフに書いたようなスクリプトで、さほどコントラストやコネクションもなく、カリグラフィーではなく普通にただ書いたようなグリフで、大文字にはストロークの途中にキラキラした星型の飾りが付いている。小文字は一部リガチャーがあって多少スクリプトっぽい文字組みができるようになっている。飾りのない Clean というタイプもあるが、こっちを使う意味はあまりない(笑)。メリークリスマス。
非常にコントラストの強いモダンなディスプレイとジオメトリックサンセリフのデュオ。2つのフォントは別名からなり、一方の Arthead はモダンローマンからセリフを取っ払ったような書体で、ヘアラインが非常に細くてコントラストが強くモダンでシャープな印象があり、ステムの一部が鋭角に切り取られているのが特徴。もう一方の Retrohead はぼったりしたレトロな書体で、可読性のためか I にだけ大きなセリフがついている。小文字はなくスモールキャップス。Arthead は3ウェイト、Retrohead は1ウェイトのみ。
シンプルで可読性の良いジオメトリックサンセリフ。xハイトがかなり大きく、ジオメトリックでありながら文字として無理のないグリフをしており、大変読みやすい。t のベースライン上のターミナルが大きくカーブしたり、G のチン(あご)がクロスバーとスパーがちゃんとある古典的な形をしてたりと、可読性に配慮していることがうかがえる。名前はフィンランド南部の島からとったそうな。イタリックもあって8ウェイトあり、バリアブルタイプも別にある。ただいま60%オフセール中。
変形度合いが弱めな変形エレガントディスプレイ。最近流行のタイプだがさほど変形しておらず、まあまあ読みやすいスッキリしたタイプである。リガチャーやオルタネートが全然ないのが潔く、その分迷わずサッと使えるだろう。3ウェイト。
アルゼンチン優勝おめでとうという事でこちら。柔らかいフェミニンなモダンスクリプト。ゆったりしたグリフと揃ったベースラインで読みやすい。この手の書体の例に漏れず、小文字にはスワッシュオルタネートとリガチャーがある。全体的に女性的な印象なので、そちら方面でどうぞ。1ウェイトのみ。エムバペよく走ったけどねー残念でした。
ヴィクトリア朝風味あふれるゴシック/ブラックレター。Old English スタイルのだいぶ時代が下った頃のタイプで、かなりデコラティブ。カリグラフィーの要素が入っており、スワッシュオルタネートやリガチャーがかなり豊富で、バリエーション豊かな文字組みが楽しめる。クリスマスにもよろしいかと。1ウェイトのみ。
シックなモダンローマンのオープンフェイスディスプレイ。しっかりしたスタンダードなグリフのモダンローマンをベースに、大変控えめなスワッシュの付いたオルタネートと、これまた「リガチャーか?」と思うぐらい控えめな(笑)リガチャーが数種ある。ウインターホリデー向けの書体は子供向けのポップなものが多いが、これは実にシックで大人向け。Christmas Display とはあるが、もちろんそれ以外の時期でも使えるだろう。1ウェイトのみでイタリックもなし。