最近流行りの変形ローマンディスプレイ。ライトウェイトのスタイリッシュな書体で、見ての通りあちこち変形しているが、他の同タイプに比べて変形具合はおとなしめ。リガチャーは結構あるが、スワッシュオルタネートは5つのみ。大文字はなくスモールキャップスで、こっちはさほど変形しておらずスタンダードに近い。クセが強すぎると思ったら、こちらを使って調整するといいだろう。1ウェイト。
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クラシカルでエレガントな本文用ローマン。最近じゃめずらしい正統派だが、アクシスがほぼ垂直に近く、ただオールドスタイルを踏襲したワケではないようだ。’80~’90年代にアップルが使用していた Apple Garamond を参考にしたとある。サンプルはその Apple Garamond に倣ってやや幅が狭いがこれは Narrow タイプで、ほかに普通の幅のものと、これよりもさらに幅が狭い Condensed がある。ほぼすべての文字にスワッシュオルタネートがあり、ディスプレイやロゴとしても使い勝手が良い。どの幅もイタリックがあって6ウェイトずつ。ただいま50%オフセール中。
繊細で現代的なカッパープレート。基本的にはトラディショナルなスタイルだが、グリフは現代的で古臭さがなく明るくて美しい。ストロークは軽く全体的にゆったりしていてフェミニンな雰囲気がある。結婚式ほかクリスマスなどにもいいのでは。1ウェイト。
ちょっと変わったグリフのジオメトリックサンセリフ。名前に入っている文字に特徴があり、アセンダーが直角に曲がった g のほか、中央が高い M、ショルダーが詰まった n などに独特のクセがある。a には2階建てのオルタネートがあるが、それ以外はグリフ数が200ちょいと最近のものとしてはかなり少ない。クセが強いのもあり、やはり長文よりはディスプレイ向きかなと思う。イタリックもあって7ウェイト。レギュラーのアップライトのみ無料でダウンロード可。
ライトウェイトのかわいらしいディスプレイ。細めのモノラインのスラブセリフで、アセンダーとディセンダーが長くゆったりしている。大文字はタテに傾いており一部ステムが二重になり、軽いスワッシュがくるっとカールしている。全体的にかわいらしくもエレガントで品がある。1ウェイト。
品のよりサンセリフディスプレイ。モダンローマンからセリフを取ったようなスタイルで、コントラストは強めながら全体的なウェイトは軽め。グリフはゆったりしていてエレガント。大文字だけかと思いきやちゃんと小文字も揃っており、さらにイタリックもあって7ウェイトもあるというこの手としては結構めずらしいタイプ。ウェイトが多いのは使いやすくありがたいだろう。ただいま50%オフセール中。
クラシカルで品のいい本文用セリフ。最近じゃめずらしいxハイトの小さいタイプで、組んだ感じも詰まっておらずスッキリして品が良い。M のセンターがベースラインちょっと届かない、Q のテールがスパイク状になっているなど一部エレメントに特徴があって、差別化を図ってるのが見える。f のリガチャーが豊富で、fb や fh、fj などのあまり見ない組み合わせもある。ウェイトは4つしかないが、バリアブルタイプもあり。ただいま60%オフセール中。
信じたくないが本日より12月ということでこちら。不吉な名前の(笑)刺繍風ディスプレイ。カウチンセーターなどの刺繍を模した書体で、×を並べてドット文字風にしてある。字種は少なく、アクセント記号付きのものはあるが大文字のみ、約物などは最低限で、グリフは全部で150ほどしかない。同じ手法で作ったアイコンもファミリーにあり。1ウェイト。
本日は『赤毛のアン Anne of Green Gables』の作者、モンゴメリ Lucy Maud Montgomery の誕生日(1874)。というワケで同名の書体を紹介。あまり見ないタイプのめずらしいブラッシュスクリプト。アップライトのへにょへにょしたストロークで、コントラストは太さが揃わず不安定。なんか魔女が出てくるおどろおどろしい絵本とかで使われてそうな書体である。1ウェイト。
ちょっとファンシーなサンセリフ。xハイトの大きな読みやすいタイプで、グリフは全体的になんとなくポップで可愛らしい。3タイプあって、本文用の Text、ちょっとセリフがついたディスプレイ用の Stereo、モノスペースの Mono がある。a に1階建て、s に筆記体風のオルタネートもあり。ウェイトはそれぞれ7つあるが、太くなるにつれ字間も狭くなるので、ウェイトを変えても行長が変わらないという特徴がある。名前は日本語の「化け物」から。なんでそんな名前なのかは不明(笑)。ただいま60%オフセール中。