シンプルでコンデンスなディスプレイサンセリフ。初心者が Illustrator 上でデザインしがちな(笑)ジオメトリックのシンプルな書体だが、きちんと「文字」としての調整はなされてるようで、見た目に違和感なくキレイにまとまっている。アウトラインの角が落とされているので、それほど冷たい感じはしない。ただ「モヒート」という名前ならシャープにしても良さそうではあるが…。フィルに2種類あり、ソリッドなノーマルとかすれた Rough がある。どちらもオブリークと2種で計4種。大文字のみ。
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クラシカルとモダンが同居したディスプレイローマン。ブラケットの大きなやや角ばった印象のモダンローマンをベースに、ちょっとだけ変わったグリフのオルタネートを持っている。変化の仕方がカリグラフィックというかクラシックというかそういう雰囲気があり、なかなかゴージャス。19世紀から20世紀にかけて活躍したアメリカのタイプデザイナー、Morris Fuller Benton が1917年に発表した Invitation という書体を元にした、とある。ノーマルと Two の2種があるが、違いがよく…デフォルトのグリフが違うのかな? まあご自身で調べてほしい(笑)。ちなみにグラッパとはイタリア産のブランデーの事。9ウェイトある他、バリアブルもあり。
変わったグリフを持ったジオメトリックサンセリフ。基本的にはカウンターの大きめな現代的なジオメトリックだが、オルタネートに最近流行の変形モダンロマンディスプレイに近い変わったグリフを持っている。ノーマルと Display があり、Display の方はデフォルトで変形している他、オルタネートも多めにあり、ロゴやポスター、雑誌の大きな見出しなどで重宝するだろう。それぞれオブリークタイプのイタリックもあって9ウェイトずつある他、バリアブルタイプもあり。
カッパープレート風味の強いシグネチャースクリプト。ストロークのコントラストがカッパープレートのそれだが、グリフはモダンカリグラフィーのようにゆるゆるに崩れてはおらず、割りとしっかりしていて読みやすい。大文字にはオルタネートはないが、小文字に前後にちょっと伸びるスワッシュオルタネートが用意されている。総グリフ数は300足らずとこの手としては少なめだがその分お安い。1ウェイトのみ。
繊細でエレガントなジオメトリックウェッジセリフディスプレイ。普通ジオメトリックというとサンセリフだが、これはコントラストもあるセリフ書体でちょっとめずらしい。見ての通りちょっとしたスワッシュの付いたオルタネートとリガチャーが多少ある他、ベースラインからちょっと持ち上がってアンダーラインが入った小文字もある。こういった処理は母音ではよく見るが子音にもあるのはちょっとめずらしい。ウェイトは2種あるが、Bold でも結構細い。
ミニマムでちょっと変わったサンセリフ。「スパーレス spurless」をうたっており、確かに r や a などのあちこちのスパー spur(詳しくはこちら)が欠けており、ちょっとおもしろくなっている。それとは別に g のグリフが変わってるのが特徴。コントラストもほぼなくシンプルで、最近の Web やアプリなどのテイストによくマッチするだろう。イタリックもあって9ウェイトある他、バリアブルタイプもあり。ただいま65%オフセール中。
レトロなアール・ヌーヴォーまたはヴィクトリア朝風のディスプレイデュオ。植物的なオーナメントの付いたデコラティブなローマンと、やや平たい太めのセリフドゴシックのセットになっている。ローマンの方はスワッシュオルタネートも用意されているようで、凝った文字組みが可能。セリフドゴシックの方は一見サンセリフだが、拡大しないと判らないぐらいに小さなセリフが付いている。こちらもちょっぴり植物的なニュアンスがあり、ローマンの方との相性は良い。ちなみに本日は『シャーロック・ホームズ』の作者、コナン・ドイル Sir Arthur Ignatius Conan Doyle の誕生日(1859)ということでこの書体を選んでみた。
ちょっと変わったジオメトリックサンセリフ。一見普通のジオメトリックのようだが、あちこちが急激にカクンと折れ曲がってる部分があるのが特徴的。全体的に割りとしっかりしたグリフではあるが、この特徴のおかげでやっぱりちょっと本文向きではない。自覚があるのか(笑)、大文字にはおもしろいリガチャーが揃っていて、やはりディスプレイやロゴ向きである。9ウェイトある他、Bold にはアウトラインだけのバージョンがあり、さらにバリアブルタイプもある。キリル文字もサポート。ただいま60%オフセール中。
スワッシュが豊富なソフトセリフディスプレイ。ポテッとした柔らかめのグリフとセリフが特徴的なレトロなソフトセリフに、スワッシュオルタネートが豊富に用意されている。ただスワッシュはそれほど派手ではなくちょろっと控えめに伸びてる程度なので、あまりうるさくはならないだろう。どことなくアラビア文字風味というか中東の香りがすると思ったら、作者はトルコ在住の模様。イタリックもあって9ウェイトとファミリー展開も豊富。ただいま50%オフセール中。
ライトでカジュアルなジオメトリックサンセリフ。全体的に幾何学的で、ストロークの端が丸く、またストロークの交わる部分がインク溜まりのようにぽてっとなっており、ソフトな印象になっている。ステムのベースライン付近がちょこっと折れ曲がっているのが特徴的。ウェイトはあくまで軽く、Bold でも普通ぐらいの重さである。作者はブラジル在住だが、名前からすると日系人かなという感じ。イタリックもあって3ウェイト。ただいま35%オフセール中。